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ミステリの祭典

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逆転の構図
刑事コロンボ/改題『死のポートレート』

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1976年01月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 8点 青い車
(2019/10/12 20:58登録)
 『死者の身代金』『悪の温室』に続いてシリーズ3度目となる偽装誘拐殺人。終始視聴者を退屈させることのない流れるような展開で、凝った趣向でなく犯行トリック、推理、対決というシリーズ本来の面白さで1時間半を持たせています。犯人ポール・ガレスコがカメラマンであることを活かしているのも見逃せません。コロンボがガレスコの捨てた不出来な写真を持ち出すところなど、非常に「らしい」推理だと思います。あと、救済所のシスターにヨレヨレのコートを気の毒がられるなどコメディパートも冴えていて、見る側の慣れを意識した中期ならではの楽しさがあります。

No.2 5点 大泉耕作
(2012/01/08 15:13登録)
コロンボ作品でも上の下というところ。
コロンボの仕掛ける逆トリックのファンも多いことだが、いささか強引かと思われます。そういう僕もファンなのですが。
 捜査の過程もシリーズ中ではシャープな出来です。

No.1 5点 江守森江
(2010/04/28 04:20登録)
カメラマンの犯人を落とす決め手がタイトルになっている作品。
途中までは平凡な作品だなと思っていたがラストでタイトルの意味に気付き唸らされる。
でも、それだけとも言えるので評価は水準レベル。

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