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ミステリの祭典

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パイルD-3の壁
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1974年01月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 7点 青い車
(2019/09/15 10:41登録)
 直接犯行シーンを描かず、視聴者に情報を伏せるという試みを最初にしたエピソードです。心理トリックとして優秀なだけでなく、カーラジオがクラシックチャンネルだったのに、車内のカセットテープはカントリーだけだった、という手掛かりは実にコロンボらしい気付きで印象的です。また本作では、犯人以上に被害者の現在の妻と最初の妻の対比に面白さがあります。

No.2 6点 大泉耕作
(2011/12/21 13:27登録)
犯人判定までの過程はミステリ的には不十分ではないかと思います。けれど、最後はやはり発想のスケールが大きくそれが作品自体にロジカルな雰囲気を与えていてそんなものが払しょくされるようでした。

No.1 6点 江守森江
(2010/04/28 05:43登録)
前半の犯行描写とコロンボの捜査過程が噛み合っていないと思いながら読み進む。
そこにも巧妙な狙いがあり、犯人に手玉に取られたと思わせながら、犯人の行動を読み切り現場を押さえる。
何度となく使われているオチだが見せ方は上手い。

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