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ミステリの祭典

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二枚のドガの絵
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1974年08月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 6点 青い車
(2019/09/15 00:12登録)
 一刀両断に証拠を突きつける、切れ味鋭いラストがシリーズとして新鮮で面白い所です。第三者の○○を証拠にするというアイデアは意表を突くもので、その後も様々なミステリ作品で手を替え品を替え使われています。ただし、犯行計画が杜撰という指摘がある作品でもあり、ディテールの作り込みが甘いのも否めません。

No.2 5点 蟷螂の斧
(2014/06/09 08:46登録)
初のコロンボものです。犯人の計画は、3か月かけたもので自信満々なのですが、かなり杜撰なところがありましたね。完全犯罪を崩すところを期待したので残念です。犯人を追い込むこと(逮捕)が主体のようで、犯人が苦労した?アリバイも崩していないし、共犯者の殺害にも触れられず終了。自白させるということなのでしょうか。物足りなさが残りました。まあ、TVを見ているようで面白いのですが・・・。

No.1 6点 江守森江
(2010/04/28 05:34登録)
絵画の強盗殺人に見せかけるのを盗まれた絵画の価値の差から気付く辺りは普通だが、コロンボらしい意地悪な証拠の提示は見せ方も合わせて秀逸で、今でも何度となくアレンジ(転用)されている。
これは傑作の部類。
※追記
先日録画放置していた日本のミステリー系ドラマで二枚の絵を双子にアレンジしたエピソードを観て嬉しくなった。

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