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ミステリの祭典

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浅見光彦殺人事件
浅見光彦

作家 内田康夫
出版日1991年03月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 4点 谷山
(2014/09/15 22:47登録)
勘の鋭い人ならタイトルを見た時点でトリックに感づきそうな気がします。
なので、浅見作品を3作以上読んでから云々とありますが、むしろ最初にこれを読むのもありなのかも知れませんw

No.2 7点
(2009/07/09 16:00登録)
内田氏は本サイトで人気がないので、少しだけ盛り上げてみます。
トリックが面白いですね。叙述トリックではありませんが、書き手には、読み手を意識した文章テクニックを必要とします(という意味では叙述トリックなのかもしれません)。勘の良い人なら、これだけでわかってしまうかもしれませんね。でも私は、読みが浅かったのか、あるいは勘が悪いのか、内田作品を3冊以上読んでいるのに解けませんでしたね。だまされたせいか、印象に残っている作品です。

内田作品といえば、作品数が多すぎて安っぽく見られがちですが、本作は秀作の部類ではないでしょうか(再読が必要かもしれませんが・・・)。本作だけではなく、初期の作品群もミステリ的に面白いものが多いですね。

内田氏は、私がミステリを休止している時期に、年間、数冊読んでいた数少ない作家のひとりです。なにしろ読みやすいので、忙しい時期に細々とつなぐにはピッタリでしたね。氏の量産作家という肩書きは、質が低いという意味合いにとられがちですが、氏の作品のように展開が良いものばかりだと、ストーリーテラーという称号に値すると思います。私にとって最高のストーリーテラーといえば、内田氏と、横溝正史、その他2,3人しか思い浮かびません。

No.1 5点 シュウ
(2008/12/17 01:14登録)
「浅見シリーズを3冊以上お読みになってない方以外はお買いにならないで下さい」とあるこの作品ですが、
それなりに大掛かりなトリックが仕掛けられてあります。けどいくらなんでもこれは分かりやすすぎると思うのですが(苦笑)
ただ推理部分では物足りなくても、社会派要素が薄い時の内田作品は物語的には結構面白いことが多いのですが、この作品もその例に漏れません。

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