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ミステリの祭典

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魔女のソナタ 伊集院大介の洞察
伊集院大介シリーズ

作家 栗本薫
出版日1995年10月
平均点3.75点
書評数4人

No.4 3点 ボナンザ
(2024/05/26 00:00登録)
伊集院のセリフがくどくて何回も本筋に関係なくなるのが退屈。

No.3 3点 nukkam
(2016/01/18 01:34登録)
(ネタバレなしです) 1995年発表の伊集院大介シリーズ第9作の本格派推理小説で、藤島樹(ふじしまいつき)(女性です)が初登場します。登場人物の心理描写が謎解きの中で大きな要素を占めており、トリックや物的証拠はほとんど重視されていません。となると作品を楽しめるかはどれだけ人物に共感できるかにかかっていると思いますが、本書の場合はかなり微妙。確かに個性的とはいえるでしょうが、女性の同性愛者(或いはバイセクシャル)の乱れた関係が延々と語られる展開は読者を限定しそうです(直接的な性愛描写はありませんけど)。この作者はシリーズ第18作の「タナトス・ゲーム」(1999年)ではやおい小説愛好者を登場させたりと相当クセのある作品を書いています。

No.2 7点 初老人
(2014/04/17 07:30登録)
殺人(と言えるのだろうか)方法の不完全さやあからさまな遺書の存在など、さまざまな瑕疵があるにも拘らずこの本を支持してしまうのは何故だろう。おそらく性に対する個人の格差や人間とはランキングを付けられたがる生き物、という作品内での指摘が当時の私の痛い部分を正確に突いていたから、という気がする。

No.1 2点 由良小三郎
(2002/08/21 19:20登録)
伊集院大介シリーズを味見したくて、これを読んでみたんですが、よくなかった。全体的に延々と会話による説明が続くのは惰性で書いてるみたいで、あらすじを会話文でやってるだけみたいです。たぶん手抜き作品だと思います。

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