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ミステリの祭典

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冥府神の産声

作家 北森鴻
出版日2000年05月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 6点 makomako
(2010/07/04 13:23登録)
北森鴻らしくよく出来た小説と思うが、このお話はどうもすっきりしないところがある。物語があちこちの部分ですこしずつあいまいになっており本格推理といった感じは薄い。それでも十分に楽しめることは楽しめる。ただ医学系の話は自分がかかわりがあるせいかどうしても穴が見えてしまい楽しみが半減する。そういった穴を気にせずに読めば結構面白いと思うのだが。それにしても解剖学者が先端の移植医に突然なるのは無理なんじゃないかなあ。

No.2 6点 ギザじゅう
(2004/02/26 12:19登録)
本格的要素はやや薄い。(ハードボイルドよりの所もある)
私はミステリよりも、トウトに魅せられた人間たちと『脳死』が織り成すドラマを描くという点で楽しんだ。
『狐罠』の陰に隠れているが充分楽しめるのは間違いない。

No.1 5点 ao
(2002/06/28 13:13登録)
普通のミステリです。ミステリ的な要素がちょっと弱いのと、ひねりのない展開やご都合主義が少々前面に出すぎている気がします。普通に面白いです。

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