遺骨 スケルトン探偵ギデオン・オリヴァーシリーズ |
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作家 | アーロン・エルキンズ |
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出版日 | 1994年04月 |
平均点 | 5.67点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 4点 | 斎藤警部 | |
(2017/08/21 06:48登録) 抑制あるユーモアと彩りある会話で優雅に引き伸ばされた推理クイズの様、なのは現在に起きた殺人事件解決のほう。ではメインディッシュらしき(?)十年前の事件真相のほうは。。ユーモアに加えて少しはミステリ要素の深みもあったかな。まず愉しく読めるんですけどね、最後に、アレっ、と軽い肩透かし。 どちらにせよ、もっと意外性が欲しかった。 終わり近く(真相暴露前)、結局やる事になった野外パーティシーンのキラキラ明るい導入部が素敵です。 |
No.2 | 7点 | nukkam | |
(2015/08/28 23:43登録) (ネタバレなしです) ギデオン・オリヴァー教授シリーズは骨の鑑定に関わる知識が披露されるのが特徴ですが、1991年発表のシリーズ第7作である本書では容疑者たちにも学者が揃っていて、骨の鑑定結果を巡っての専門家同士のやり取りがファンにはたまらない趣向になっています。もちろんジュリーやジョン・ロウといった素人代表が絶妙のタイミングで「わかるように説明しろ」と注文しているので専門知識のない読者でも十分に理解可能です。まるで本格派黄金時代の作品で使われそうな大胆なトリックが使われているのも本書の特色です。 |
No.1 | 6点 | Tetchy | |
(2008/07/17 20:24登録) 今回は自国アメリカオレゴン州が舞台。 司法人類学会の権威ジャスパーの遺骨が盗まれ、さらに埋められた死体まで発見してしまうというお話。 そして骨の鑑定による意外な死体の正体と、定番を抑えるしっかりとした作りです。 |