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ミステリの祭典

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霧と雪
アプルビイシリーズ

作家 マイケル・イネス
出版日2008年06月
平均点4.33点
書評数3人

No.3 4点 いいちこ
(2024/03/03 17:28登録)
すでに、さまざまなサイトで多くの読者に評されているように、翻訳があまりにもひどすぎる。
典型的な英語直訳調で、平素慣れ親しんでいる日本語の構文と、あまりにもかけ離れているから、筋が頭に入ってこない。
読みにくい文章を追っているうちに、集中力を失い、ミステリを楽しむという心境ではなくなっていった。
本作に対する正当な評価ではないことは重々承知しているが、この評価とせざるを得ない

No.2 5点 八二一
(2022/09/06 20:34登録)
のんびりした序盤、何が焦点なのかわからない中盤を経て、怒涛の多重解決が待ち受ける終盤に圧倒された。真相の意外性のひねくれ方に唖然。

No.1 4点 nukkam
(2009/10/05 12:39登録)
(ネタバレなしです) 1940年発表のアプルビイシリーズ第6作です。作者は第2章でわざわざ「家系図を出さないことをお許し願いたい。(中略)単純な散文でも全体をはっきりできることができることを信じている」と言い訳していますが、登場人物リストはやはり作ることを勧めます。しっかりしたプロットのようで回りくどさを感じさせ文章も軽妙でありながらどこか捉えどころがなく、特に事件が起きる前の序盤はかなり読みにくいです。真相も大胆といえば大胆ですが短編ならまだしも長編でこれは読者を馬鹿にしていると立腹する人がいるかもしれません。そういうところがイネスらしいと言えなくもありませんが、ビギナー読者には薦めづらい本格派推理小説です。

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