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ミステリの祭典

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リング
リングシリーズ

作家 鈴木光司
出版日1993年04月
平均点6.50点
書評数4人

No.4 10点 もち吉
(2019/07/11 08:54登録)
文章が、好きなんだな。
無駄な心情描写とかせず、基本的には淡々と情景とセリフの描写だけで進んでいく感じが。
映画化、ドラマ化などもあったが、まぁ小説を先に読んだ者から見たら、あんなのは全くの論外だったね。自分が監督するとしたらどうか、と考えると、到底面白い物が作れるとは思えないので、あれだけヒットするだけのものを作れたことにはリスペクトしているが。

この作品を書いている時にはすでに続編の「らせん」も構想されていたわけだが、にもかかわらず、この作品だけでもちゃんと一個の作品として完成しているのがすごい。前情報がなければ続編がある作品とは誰も思わないだろう。ちなみに「らせん」のほうも、リングを読んでなくても一作品として楽しめる作りになっている。すごい。さらに話の視点もリングとらせんでは全く異なっている。同じ世界なのに。うーんすごい。

数々のメディア展開によって全国民にネタバレしてるも同然の作品で、ここまで読ませる技量は、疑いようもなく本物と言うしかないだろう。

No.3 6点 TON2
(2012/11/05 18:43登録)
最後の部分を夜中に読み終え、さあ寝ようとトイレに立ったが、トイレの脇の鏡の前を通るのが怖くて、とうとうトイレに行かずに寝てしまった記憶があります。
本を読んでこんな怖い思いをしたのは初めてでした。ラストの怖さは、主人公の妻や子供を思う気持ちが自分と重なったためだと思います。
映画は全く怖くありませんでした。

No.2 2点 江守森江
(2010/07/25 11:56登録)
書評1000件カウントダウン「4(死)」
猛暑対策に極上のホラーは如何?
映画にパチンコも含めて非常に面白かった(昔からホラーに怖さを感じない、怪談なんかはヨタ話にしか感じない)
実在した千里眼の女を現代的に捻った作品でシリーズのオチが描かれない今作が一番良いデキだろう。
もっとも純然たるホラーは私的なミステリーの範疇外なのでポリシー通り2点。
録画機器の主流がコピーガード有りのDVDになり、設定が微妙になった気がするのは私だけだろうか?
※余談
先日、日テレ放送のドラマ「ホタルノヒカリ2」で久々に貞子女優の木村多江を観て、出産後は妙に明るく貞子女優ではなくなった事に驚いた。
母性本能は陰気さを消し去るのだろうか!

No.1 8点 Tetchy
(2008/06/04 20:40登録)
あまりに有名なこの作品がなくてちょっとビックリ!
ホラーですが、『このミス』にもランキングしているので広義の意味でミステリと判断しました。

いやあ、これは本当に面白い作品ですね。もう謎のビデオテープの発端から、どんどん明かされていくビデオの内容の秘密、そして呪いを打ち砕くために試行錯誤する浅川と高山の冒険行。
エンタテインメントのあらゆる要素が詰まった作品です。
そして後に日本中にブームを巻き起こす貞子のキャラクター性も秀逸。
最後にどかぁーんと明かされるビデオに隠された謎は、よくよく考えると何故気付かなかったのだろう?というくらい至極当たり前な内容ですが、これも作者の手腕のなせる業でしょう。
私は映像作品は見てませんが、本書を読んで、なるほど、これは映像化向きだと得心しました。

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