home

ミステリの祭典

login
上海香炉の謎
霞田兄妹シリーズ

作家 太田忠司
出版日1991年11月
平均点6.67点
書評数3人

No.3 6点 シュウ
(2008/12/08 02:01登録)
ちょっと軽い作風だなあと思って読んでたのですが、中盤に登場した三条刑事のキャラクターに惚れてしまいました。
なんて親近感が持てる奴なんだろうかと。丁度その辺から物語も重厚感が増し、読み終わる頃にはすっかりこのシリーズが好きになっていました。
あと国名(都市名?)シリーズというだけあり、クイーンのような論理的な展開が印象に残りました。
そして解説がすがやみつる氏!ゲームセンターあらしの単行本全巻持ってます。関係ないですねすみません。

No.2 8点 makomako
(2008/11/24 10:29登録)
太田忠司のシリーズものでは、本格志向の高い霞田兄弟シリーズが最も好きだ。本格物としてはトリックがやや小粒であるがとても読みやすい文章で悲しく美しい物語が展開される。素敵な小説だと思う。登場人物が漫画チックな傾向にあるのが好みが分かれるところかもしれない。同郷の人間として名古屋弁や親しんでいる町が舞台のなっているのも好ましいのだが、こちらも他府県の人にはひょっとしたらマイナスなのかな。

No.1 6点 vivi
(2008/07/15 21:40登録)
太田氏の国名シリーズ。
探偵役の兄妹にも好感が持てました。

ド~ンと大きなトリックというのは無いのですが、
明らかになる手がかりを元に、
推理を組み立てていく過程は論理的で好みでした♪

若干伏線が弱いのかな~と思う部分はあるけれど、
ミステリを読んだ!という気分が味わえるのでOKかな(^^)

3レコード表示中です 書評