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ミステリの祭典

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フレームアウト

作家 生垣真太郎
出版日2003年01月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 6点 よん
(2025/01/06 14:24登録)
フリーの映画編集者であるデイヴィッドは、作業スペースに紛れ込んでいた一本のフィルムを見つける。そこには女が実際に血を流して死んでいく姿が禍々しく、かつ完璧な美しさで撮られていた。フィルムに魅せられたデイヴィッドは出演女優のアンジェリカ・チェンバースを探し始めるが、その過程でもう一人、同じアンジェリカの名を持つ女性が失踪していることを知る。
実在する世界の映画人や作品に関する薀蓄や論考が飛び交う、映画好きには堪らない作品。人探しを主題にした一人称私立探偵小説のような展開の中、と思って読んでいると、とんでもない仕掛けが施されていたことが終盤で明かされ愕然とする。

No.2 5点 人並由真
(2019/06/04 03:20登録)
(ネタバレなし)
 ……これこそは、あらすじも書きにくい作品だな(汗)。
 文章は全体的に読みやすく、主題となる映画関係の蘊蓄も、随所に差し込まれるミステリ映画の話題も普通に楽しめた。

 しかしラストは狙いはわかるものの、こなれが悪くてもうひとつ。よくあるAというネタと同じくBというネタを組み合わせて本作の意外な真相を見せようとした意欲は買うものの、結果的にその双方で相殺しあってしまった感じがする。
 これをどうとるか迷うエピローグの仕掛け(やっていることは理解できるつもり)を含めて、いかにもメフィスト賞らしい作品だね。
 もしかしたら、作者が設けているのに、こっちが見落としているギミックがいくつかあるかもしれない。

No.1 6点 深夜
(2008/05/09 17:06登録)
前半は引きつけられる展開だったが、ラストがあれだとイマイチ。面白いトリックだとは思うけど、ちょっと説明がわかりにくい。

これは個人的な問題だけど、登場人物の名前も覚えられないし、映画に関するわからない固有名詞がいっぱいあって辛かった。

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