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ミステリの祭典

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法隆寺の殺人
弥生原公彦シリーズ

作家 篠田秀幸
出版日2001年12月
平均点5.00点
書評数4人

No.4 6点 初老人
(2014/04/17 15:10登録)
海外の古典的な本格ものの良いところを合わせたような作品。海外の本格ミステリを読み込んでいるひとであれば、犯人指摘の場面でまず間違う事はないでしょう。 聖徳太子が絡んだ歴史上の考察は正直どうでも良かった。

No.3 4点 nukkam
(2014/03/03 11:30登録)
(ネタバレなしです) 2001年発表の弥生原公彦シリーズ第4作で、新たな試みが見られる意欲作の本格派推理小説です。一つは歴史の謎解きに挑戦していることです。こういう学問的な話が苦手な読者には(私もその一人ですけど)興ざめになってしまう危険性がありますが、語り手に熱く語らせるなど退屈にならないように工夫しています。もう一つはフェアな謎解きへのこだわりです。「読者への挑戦状」が挿入されているところはこれまでのシリーズ作品とも共通していますが、本書はさらに犯人からのフェアを主張するメッセージまでも用意されています。これは作者の主張でもあるだろうし、フェアであることの理由もわからないではないのですが、うーん、フェアの本質とはそういうところにあるのでしょうか?うまく説明できないのですが、ルール違反でないこととフェアであることは同じではないと思います。フェアというのは読者にもちゃんと謎解きできるチャンスが与えられているかどうかであって、反則ぎりぎりで読者を煙に巻いて反則でないからフェアですというのはちょっと違うような気がします。まあミステリーとは「読者を騙す」文学ですから、「うまく騙された」と感じるか「ずるく騙された」と感じるかは読者によってまちまちでしょうけど。

No.2 5点 E-BANKER
(2009/10/20 22:43登録)
弥生原探偵シリーズ。
本作は、本格ミステリーと歴史ミステリーの融合を狙った作品ですが、成功しているとは言い難い出来ですねぇ。
本格ミステリーとしては、「悪霊館」や「幻影城」と比べて明らかにレベルダウンしてます。
また、日本史におけるミステリアスな人物=「聖徳太子」の謎解きを行っていますが、これは某井沢元彦氏の「逆説の日本史」の受け売りではないでしょうか。説がほぼ同じ内容です。
氏は1作ごとに新たな試みを行っており、そのチャレンジブルな精神は買いますが、いかんせん本作では内容が・・・という感想。

No.1 5点 測量ボ-イ
(2009/07/24 19:57登録)
僕の好きな歴史もので飛鳥時代(主に聖徳太子)が題材
になっており、とっつき易く楽しく読めました。
ただ、ミステリとして評価すると微妙・・これは「アン
フェアだ」という判定を下す人、少なくないでしょうね。
最後の説明で作者の主張は理解できなくないですが、こ
の論理を本格推理小説に無理やり適用するのはちょっと
どうかという気がします。
それがなければ7~8点の評価ができるだけに、残念。

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