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ミステリの祭典

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降魔弓事件
狩野俊介シリーズ

作家 太田忠司
出版日1996年04月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 6点 makomako
(2013/09/04 16:26登録)
これは少年向きとしては結構悲劇的な内容です。作者は書きながら泣けてしまったとあとがきに記していますが、読後に印象が薄れる傾向の本シリーズの中ではまあ心に残るほうではあります。
 本書が発売されたときにすぐ読んだのですが、この本は何となく覚えていました。(他の俊介シリーズはほとんど忘却のかなた。新しく読み直しても全く忘れているので新鮮に楽しめました。記憶力の減退はよいこともあるのです。
 ただトリックや警察のずさんな調査(屋根に上ってちょっと調べれば分かることも分かることも探偵が調べるまで不明?、このトリックもちょっと調べれば絶対分かりそうなどなど)が目立って推理小説としてのできはやや悪いと思います。読後に印象が多少残ったということで評価はこの程度。

No.2 6点 E
(2010/08/21 10:45登録)
今回もその土地の伝記を元に事件が起こります。
一番の謎は"弓はどこから来たのか?"
トリックは自分にとって「そういう事だったのかー」と驚きでした。

No.1 6点 vivi
(2010/01/14 01:15登録)
提示される不可能犯罪の面白さからすれば、
種明かしが若干ノーマルすぎる気がする嫌いはあります。
しかし、論理立てた展開は好感が持てます。

人間関係がどろどろしているところはいつもどおりで、
こんな人間ばっかり見てたら、
俊介がひねくれた人間になりはしないかと、そっちも心配です(笑)

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