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ミステリの祭典

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猫の耳に甘い唄を

作家 倉知淳
出版日2024年12月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 5点 虫暮部
(2025/03/05 14:19登録)
 読む前に題名を見てアレみたいだな~と思ったら本当にそうだとは。因みにインスパイアされてるのは題名だけじゃないよ。話の内容と無関係な装画がグッド。
 物語としてはまあまあだけど、加えられた仕掛けが面白さを増幅する方向へは働かなかった、と思う。“チラシ裏の怪文書” のエピソードは狙いがさっぱり判らない。

No.2 5点 まさむね
(2025/02/24 21:32登録)
 うーむ。丁寧であり、フェアであり、念入りでもありましょう。で、あるが故に、カタルシスには至らない。
 うーむ。作者の親切心が強く出過ぎたということで。

No.1 5点 文生
(2025/01/04 15:29登録)
売れないミステリー作家の元にファンレターと犯行予告が同時に届き、ファンレターの送り主が作家の作品の見立てによって殺されていく話。
物語は編集者や作家の弟子や刑事たちとのミステリー談義や業界の裏話などを中心に進んでいき、その部分は結構楽しい。
ただ、これも『星降り山荘の殺人』と同じで読者への忠告がくどすぎ。そのために星降り山荘と同じように真相が大筋で分かってしまった。いずれにしても、話は面白いのだけど、ミステリーの仕掛けとしてはそれほど目新しさもないので高い点数はあげられないかなあ

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