逆転ミワ子 逆転シリーズ |
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作家 | 藤崎翔 |
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出版日 | 2024年10月 |
平均点 | 5.00点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 5点 | まさむね | |
(2025/07/02 22:05登録) ピンの女性芸人・ミワ子が雑誌に連載したエッセイ&ショートショート集、という体裁。30を超えるエッセイとショートショート自体は、悪くはないのだけれども、多少飽きも感じたかな…という辺りで登場する「後日談」がポイント。そういった展開であろうことは、自明なのだけれど。 正直な感想としては、前作「逆転美人」の二匹目のどじょう狙い感が強めだなぁ…と。いや、狙うことは営業上当然としても、ネタ全被りに関しては工夫の余地があったような気がしましたね。 |
No.2 | 5点 | 人並由真 | |
(2024/11/17 06:59登録) 『逆転美人』『逆転泥棒』に続く「逆転シリーズ」第3弾だそうである。 『~泥棒』は未読だが、本書は短くてスラスラ読めそう(実際にそうであった)なので手に取った。 が、出来は「……ん、まあ」。 あんまり多くは言えないが、シリーズの方向性が何か、根本的に、間違っているのではないか。 |
No.1 | 5点 | 文生 | |
(2024/11/07 15:22登録) 芸人ミワ子の失踪事件を扱った作品ですが、事件について具体的に言及されるのは終盤近くになってからです。それまではミワ子が雑誌に連載しているエッセイやショートショートが延々と続きます。お笑い芸人出身の著者らしくこの辺は安定の面白さです。しかし、肝心のトリックがいただけません。非常に凝った仕掛けではあるのですが、『逆転美人』を読んだ後では全く驚けないのです。同じシリーズだからといって、いやシリーズものだからこそ同系統のトリックは避けてほしかった。 |