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ミステリの祭典

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蠟燭は燃えているか
女子高校生・真田周

作家 桃野雑派
出版日2024年04月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 文生
(2024/05/11 05:29登録)
女子高生の真田周を主役に据えた『星くずの殺人』の続編です。前作は宇宙を舞台にしたSFミステリーだったのですが、今作はSFっぽさはきれいさっぱりなくなってしまい、京都を舞台にした連続放火殺人を扱っています。しかも、SNSによる誹謗中傷がテーマになっており、胸糞展開が続くのでとにかく読んでいて楽しくありません。謎解き要素もあまりなく、社会派ミステリーといっても差し支えないほどです。最後に意外な動機が明らかになり、終わってみればホワイダニットメインの本格ミステリだなということは理解できるものの、前2作に比べてエンタメ度が低くなっていることから点数は低めとなります。

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