home

ミステリの祭典

login
金閣寺

作家 三島由紀夫
出版日1959年01月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 みりん
(2024/04/13 17:41登録)
三島由紀夫が登録されているなんて知らなかった。クライム/倒叙で合ってんのかな?
昔はジュンブンガク楽しめねぇ…こんなのよりミステリー読もうぜ!って感じだった
でも今読むと・・・・

ジュンブンガク楽しめねぇ…だった( ; ; )

【以下ネタバレ。少年漫画『進撃の巨人』のネタバレもガッツリあるので要注意】


読了後の感想としては「こいつエレン・イェーガーじゃん」である。で、他に同じ感想を抱いた人がいないかを検索して確かめると、見事にとあるブログ(面白かったのでおすすめ!)がヒットして感動した。
『進撃の巨人』の主人公エレンは「外の世界」を未開の理想郷、ひいては自由の象徴と信じて、それを原動力に進み続けます。しかし、物語中盤で外の世界では同じように人間が住んでいることが明かされるのです。最終的にエレンは外の世界を平らにする「地鳴らし」を選択し、壁外人類の大量殺戮を決行します。エレンはその恐るべき過程を眺めながら「これが自由だ ついに辿り着いたぞこの景色に」と呟くのです。そう、これと似たようなシーンが『金閣寺』にもあります!!

自由→美  壁→吃音症  外の世界→金閣寺  地鳴らし→放火
にそれぞれ置き換えると、あら不思議!『進撃の巨人』のエレンが『金閣寺』の溝口に変わります!ちなみに嘘です。どうやら溝口が金閣寺を放火した理由はそこまで単純じゃないみたいですね。見どころは金閣寺の美の本質とされる"虚無の予兆" 。よく分からないのにカッコいいです(誰か解説して!)

1レコード表示中です 書評