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ミステリの祭典

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魔女の原罪

作家 五十嵐律人
出版日2023年04月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 文生
(2023/12/12 10:08登録)
著者の作品を読むのは『原因において自由な物語』『幻告』に続いて3作目なのですが、どうにも自分には合わないように思います。というのも、登場人物の行動に納得できないことが多いからです。本作でも前半の不穏な空気と学園日常ミステリー風の物語は悪くないのですが、問題は後半に起きる女子高生の全身から血を抜かれた事件の真相。いくらなんでもあの動機はあんまりだろうとすごくもやもやしました。(以下ネタバレ)








※ネタバレ
息子に流れる犯罪者の血を消し去りたくて、他人の血と入れ替えるって、犯人は医療従事者なのだから、犯罪者の血なんてものはあくまでも言葉の綾であって物理的に血を入れ替えてもなんの意味もないくらい(たとえ医療従事者でなくても現代人なら)わかるだろうに

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