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ミステリの祭典

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オロロ畑でつかまえて
ユニバーサル広告社シリーズ

作家 荻原浩
出版日1997年12月
平均点7.00点
書評数3人

No.3 6点 シーマスター
(2011/04/27 21:08登録)
基本的にユーモア系といわれる長編小説って、所々の表現には笑えてもトータルの物語として「面白い」と思えたことが殆どないんだよね。(考えてみれば殆ど読んだこともないが)

それでもこの作者なら・・・・・と期待して本書を手にする。

しかし、 第1章を読み始めてすぐ「しまった、ド田舎のドタバタコメディか、完全に守備範囲外じゃないか」と眼前暗黒感に襲われる。
しかし、第2~4章は東京の広告代理店が舞台となり気を取り直すが、第5~9章の「準備活動」は個人的には面白いと思えるものではなかった。
しかし、「事」が起こり始めてからの第10~最終章はエキサイティングで意外性もある展開で一気に読了させられる。

物語の構成(特に「成功、転落、逆転」)、まとまりもよかったと思う。
安っぽいっちゃあ安っぽいかもしれないが、正直グッときたところもあり読み終わってみれば楽しめた一冊。

No.2 9点 itokin
(2010/04/09 09:39登録)
とにかくこの人のユーモアのセンスは抜群、奥田英朗さんと双璧です。こうゆうのが大好きなのでミステリーではないがこの点になりました。構成、スピード、まとまり等すべてに満足です。

No.1 6点 o3345
(2005/08/19 13:02登録)
これをどうやったらミステリーといえるのかはとりあえず置いといて、好きな作品です。多分デビュー作なんで、痛い描写も多いんですが、楽しめます。

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