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ミステリの祭典

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永遠の森
博物館惑星

作家 菅浩江
出版日2000年07月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 5点 ʖˋ ၊၂ ਡ
(2024/11/25 14:19登録)
地球と月の重力均衝点に浮かんだ博物館惑星「アフロディーテ」は、世界中の工芸・美術品、あらゆる動植物が収められている。学芸員の田代孝弘は、人々の芸術に対する想いに触れていく。
読み終わった時、しばらくこの世界にとどまりたいような気持にさせてくれる美をめぐる9つの物語。

No.2 6点 八二一
(2024/01/06 20:41登録)
地球と月の動力均衡点に浮かんだ博物館惑星「アフロディーテ」が舞台。
描かれる謎と解決はミステリの醍醐味に満ち溢れ、物語はこの上なく叙情的で、心が洗われる美しい作品。

No.1 7点 糸色女少
(2023/02/19 23:00登録)
衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館(アフロディーテ)は、学芸員がコンピューターと直接接続し、極めて高い分析精度を誇る。本書は、総合管轄部署に属する田代孝弘の目を通して学芸員たちの活躍を描いた連作短編集である。
各編とも、捻りの利いたオチや展開が楽しめる。また最後の第九話では、前八話で隠されていた事実が浮かび上がる。その伏線が緊密に張られているのも魅力の一つ。
しかしこれらの意外性が、芸術の繊細さを示すために用意されたことを忘れてはならない。リリカルな文章も作品の趣旨にマッチしている。何とも瀟洒な一冊なのである。

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