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ミステリの祭典

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キドナプキディング
戯言シリーズ

作家 西尾維新
出版日2023年02月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 5点 ボナンザ
(2023/05/03 16:38登録)
何もかもが懐かしいまさかの続編。

No.2 5点 文生
(2023/02/09 16:49登録)
戯言遣いの娘・玖渚盾(くなぎさ・じゅん)が主役の戯言遣いセカンドシーズン第1弾。

文字通り女の子版戯言遣いといった感じで、シリーズを最初に触れたときのようなインパクトには欠けるものの、キャラクター小説としては安定の面白さです。
しかし、ミステリーとしてはいささか物足りません。まず、事件が起きるのが本編の半分を過ぎてからで、その後もあまり盛り上がりもなく解決してしまうので体感的な満足度は短編ミステリーを1作読んだ程度です。また、本作はシリーズ第1弾の『クビキリサイクル』を意識して同じ首なし死体の事件を扱っているものの、やはり短編程度の小ネタといった感じで元ネタと比べると仕掛けの面白さは大きく劣ります。したがって、過大な期待はせず、今後続くであろう新シリーズのキャラクター紹介編だと割り切って読むのが吉でしょう。

No.1 8点 虫暮部
(2023/02/09 12:41登録)
 首をくくって待ってた、シリーズまさかの続刊。あの二人にまさかの娘。あたしを名字で呼ぶなとか言わない丸くなったまさかの潤さん。同窓会にはちと淋しいが新しい設定もガンガン加わって嬉しい。
 肝心のミステリ面だが、このキャラクターでこのホワイダニットなら説得力はあると思った(“丸投げ” ってのが特に)。いや、肝心なのはキャラか? 竹さんのイラストも絶好調で年増哀川潤が素敵。

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