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ミステリの祭典

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濃霧は危険

作家 クリスチアナ・ブランド
出版日2023年02月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 5点 レッドキング
(2025/01/19 22:58登録)
「宝島」「トム・ソーヤ」の香り漂う少年向け冒険ロマン(ジュブナイルって言うのか)。少年二人とネコ一匹のサスペンス道中に、暗号ネタと人物トリック付きのプチミステリでもある上、初恋ロマン萌芽へのキャラどんでん返しエンドが、なかなかに、よく(^O^)。点数、オマケ付けちゃう。

No.2 5点 ボナンザ
(2023/07/09 17:18登録)
ブランドってこうゆうのも書けるんですね。掘り出し物。

No.1 5点 人並由真
(2023/04/30 05:16登録)
(ネタバレなし)
 英国のデヴォンシャー地方。大地主の嫡男で15歳のビル・レデヴンは、親の指示で同年代の女子がいる知人宅に向かい、そこでビル当人はさほど興が乗らないのに、二週間の休暇を過ごすよう指示されていた。だがレデヴン家の運転手で、ビルがひそかに兄貴分のように慕っていた青年ブランドンは、なぜか知人宅に送る途中のビルを車から強引に下ろし、濃霧がたちこめる荒野のなかに置き去りにしてしまう。

 1949年の英国作品。
 作者ブランドのジュブナイルで、少年を主人公にした半ば巻き込まれものの冒険スリラー。

 あれよあれよと事件が続き、話の起伏度は申し分ないが、一方で登場人物の行動の選択やなりゆきのあちこちで、なんでそうなるの? 的な疑問も目につき、読み手の方で辻褄が合うように何とか解釈し、フォローを求められる箇所も散見。

 あと、巻頭の登場人物一覧には、二言三言、ものを言いたい。これから読む人は、先に登場人物一覧を見ない方がいいかも。

 終盤のドンデン返し●連発は、ちょっとウケたが、先の方はともかく、あとの方は、良くも悪くもちょっとおとぎ話っぽいサプライズ。まあいいんだけど。

 小説の組み立てとしては、第一章の後半なんか、全体からすると浮いてるな~という感じもあり、ここはいろんな意味を踏まえて、主人公ビルの伝聞描写で、そういうことが起きてたらしい、でよかった気もする。子供向け作品のコツをまだ掴んでおらず、無駄に読み手に親切にした……とかいうことかね。
 評点はまさに「まあ、楽しめた」なのでこの点数で。6点でもいいかも。

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