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ミステリの祭典

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死亡告示 トラブル・イン・マインドII
リンカーン・ライムもの ほか

作家 ジェフリー・ディーヴァー
出版日2022年05月
平均点6.67点
書評数3人

No.3 7点 E-BANKER
(2026/03/22 11:41登録)
作者の第三短編集「Trouble in Mind」を分冊化した片方が今回の「死亡告知」とのこと。
リンカーン・ライムシリーズ一作も含まれていることも興味深い。
日本語版は2022年の発表。

①「プロット」=いかにも短編らしい作品。タイトルのとおりの内容だけど、この手のプロットなら作者のお手の物だろう。その分記憶に残りにくい作品かもしれない。
②「カウンセラー」=これも「いかにも」な内容で、どっかで読んだことのあるような、既視感たっぷりの内容ではある。ただし、さすがに作者で、興味を引き付けられたままラストまで一気読み可能な内容。タイトルはもう「皮肉」のひとことだろう。
③「兵器」=捕らえられ、どのような拷問にも決して口を割らない男。手を変え品を変え、口を割らせようとするが、ことごとく失敗する。そしてついには・・・
④「和解」=短めの作品だけど、個人的にはお気に入りの作品。仲の悪かった父親の思い出の詰まった故郷である寒村の自宅を訪れた主人公の男にシンクロするようにストーリーを追っていたが、最後に見事に「ヤラレた!」
⑤「死亡告知」=これがリンカーン・ライムシリーズ。ライムの死去を追悼する内容が語られる衝撃の内容! かと思いきや・・・。まあちょっと安直かな。
⑥「永遠」=中編というか、ちょっと手直しすればすぐにでも長編化できそうな秀作。最初読んでるうちは、「なんでこのタイトル?」って思ってたのが、終盤はそれが見事に結びつく。まあ分かりやすいといえばそうかもしれないけれど・・・。主人公が「数学専門」の捜査官なんて、すぐにでもシリーズ化できそうじゃないですか。

以上6編。
さすがにディーヴァー。隙のない短編集に仕上がってます。
もちろん、予定調和的なものや既視感あるものも混じってますが、それでも十分面白かったし、このレベルの短編集を書けと言われても、なかなかできるもんじゃないと思います。
もう、安心して手に取ってください!(多分)
(個人的ベストは、やはり⑥。これは抜けてる。次は④)

No.2 6点 take5
(2024/08/22 09:35登録)
ジェフリーディーバーの短編集です。
ライム登場の『死亡告知』は大半の方
1ページで落ちが分かるはずですよw
中編小説の『永遠』はまあまあのでき
二転三転がディーバーっぽかったです
そして数学探偵のキャラも立ってます

No.1 7点 文生
(2022/06/09 10:32登録)
「プロット」は読み応えがあったものの。オチがちょっと凡庸。
それに対して、「カウンセラー」はリーガルサスペンスと思わせておいて話がどんどん変な方向に転がっていくのが面白かった。
「兵器」は薄っぺらい教訓話で、はっきりいってつまらない
リンカーン・ライムシリーズの表題作もオチがみえみえでイマイチ
しかし、他の作品はどうでもいいと思えるぐらい中編小説の「永遠」が素晴らしかった。

連続心中事件という不可解な謎。統計を駆使する刑事の名探偵ぶり、ディーヴァー得意の二転三転の展開、そしてあまりにも予想外な真相。
文句なしの傑作です。

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