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ミステリの祭典

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スクイッド荘の殺人
烏賊川市シリーズ

作家 東川篤哉
出版日2022年04月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 名探偵ジャパン
(2022/09/11 20:15登録)
烏賊川市シリーズのみならず、作者としてもかなり久しぶりの長編なのでは?
あまりに長編を書かなすぎて腕が鈍ってしまった……とは思いたくありませんが、数十年前ならいざしらず、令和の世にこれはさすがに厳しいです。バラバラ死体のトリックは面白いものがあっただけに、ここだけ取りだして短編に仕上げた方がよかったかも?
物語の舞台となる「スクイッド荘」が「イカの姿に似ている」というのも、トリックに関わるわけではなく、ただのネタに過ぎず、ここはかなり残念に思いました。

No.1 6点 まさむね
(2022/06/30 21:19登録)
 烏賊川市シリーズ13年ぶりの長編。鵜飼探偵&流平コンビ、さらに砂川警部&志木コンビ等々、とても懐かしい気分で読ませていただきました。その点は素直に嬉しかったですね。(朱美さんが顔を出す程度にしか登場しなかったのは少し残念だったけど。)
 一方で、ミステリ的な側面についての積極的な評価はしにくい。端的に言えば、長く引っ張るだけのネタだったのだろうか、といったところ。伏線も含めて巧くまとめているし、スイスイと楽しく読ませてはいただいたので、全体として悪い印象ではないのですが、もうワンパンチほしかったかな。
 ちなみに、「烏賊」の英訳が「スクイッド」らしいですね。烏賊押しの姿勢は嫌いじゃないです。

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