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ミステリの祭典

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神酒クリニックで乾杯を
神酒クリニックで乾杯を

作家 知念実希人
出版日2015年10月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 6点 まさむね
(2024/02/24 19:01登録)
 ゴリゴリの医療ミステリかと勝手に勘違いしていました。ライトなサスペンスといった感じでしたね。
 雰囲気としては悪くなく、一気に読まされました。一方で、反転を織り込みつつ真相に迫っていく展開に、良くも悪くも「優等生」的な印象を受けたことも事実。極端なキャラ設定も好き嫌いが分かれるか。切り上げてこの採点。

No.2 5点 makomako
(2023/03/26 20:22登録)
 現実味がかなり少ない軽いお話でした。はっきり言って漫画みたいな登場人物です。キャラが立っているといえばたっています。
 作者は本格物や医療もののホープとして期待していますが、お医者さんとこのところの多作からみて忙しすぎるのかな。ちょっと手抜きして売れそうなお話をこしらえたようなところがあります。
 一応は最終的にどんでん返しみたいなところもあるのですが、安易な感じは免れません。
 本格推理は現実味と奇想天外なトリックを組み合わせねばならず、さらに以前あったものは使えないのですから、当然手詰まりとなります。手の込んだ新作を作るのは大変と思いますが、作者の才能を信じてゆっくり待ちますので。

No.1 4点 モグラの対義語はモゲラ
(2021/11/16 05:45登録)
読んだのは文庫本版。
非常に軽いノリの刑事ミステリもどきだった。事件を捜査する主人公らは刑事ではなく医者なので、刑事ミステリとは言えないのかもしれないが、コージーミステリというには話が大きく、また扱ってる話が社会派過ぎる気がし、ではサスペンスやハードボイルドの類かというと、雰囲気が軽すぎるので違うと思われた。こういうののジャンルって難しい。
一昔前ならもしかしたらラノベとして扱われさえしそうな雰囲気やキャラクターの描写に、正直最後まで慣れなかったのだが、ストーリーそのものは真っ当に楽しめた。特に麻薬密輸関連の話題はニュースでも聞いた話であり、それまで作中で出てきた裏社会の繋がりだの資産家や政治家限定を相手にする医者だのというベタな設定群と比較して妙なリアリティがあり、そこからそこそこ惹きこまれた。
が、少々ありきたり過ぎるというか教科書的過ぎるというか、まあ映像化される作品らしいテンションではあるのだが、どうしても受け入れきれなかった。
キャラの立ってるベタな捜査ものを読みたい人にお薦めできるだろうが、私の好みではなかった。

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