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ミステリの祭典

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犯罪は二人で

作家 天藤真
出版日2001年09月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 5点 虫暮部
(2022/02/03 13:43登録)
 オチは読めたが面白かった「採点委員」。オチ以外は面白かった「隠すよりなお顕れる」「純情な蠍」。登場人物が回りくどい芝居をして “最初から全て罠でした” みたいな設定は好きではない。
 全体的に、ユーモアが作品を生ぬるくしている感がある。しかしそれを削ったら天藤真の意味が無いしねぇ。

No.2 6点 江守森江
(2009/10/07 06:01登録)
昭和テイストな、ほのぼの・ドタバタ・ユーモアをミステリーに絡めた作者の持ち味全開な作品集。
寡作でシリーズ作品を殆ど書いていないので短編3作とはいえシリーズ物が読めるのも楽しい。
この本の発売当時は埋もれた作品を網羅しての全集だったので非常に嬉しかった。

No.1 8点 Tetchy
(2008/02/11 22:55登録)
文庫の裏表紙に書いてあるイントロダクションにあるおしどり怪盗夫婦シリーズは12編中3編しかないのでシリーズ物としなかった。
でもこのシリーズは結局犯行は不成功に終わるものばかりで最後にほろりと温かいテイストが流れるのがミソ。
最後の最後まで駄作がなかった。
天藤真は素晴らしい!

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