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ミステリの祭典

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背が高くて東大出

作家 天藤真
出版日2001年07月
平均点5.50点
書評数4人

No.4 4点 ボナンザ
(2024/01/13 21:54登録)
どれも読みやすいが、個性に欠ける。印象に残るのは表題作くらいかな。こいつの場合東大出が問題じゃなく女性蔑視が激しい地方出身なことの方が問題だと思うけど。

No.3 5点 虫暮部
(2021/12/05 11:59登録)
 文体や人物造形と言った“書き方”は上手い。ところがミステリ的なプロットは、変なところを変なほうに捻ったりして、一本すじが通っていない。真相を知って“そうだったのか!”とピーンと来る度合いに乏しい。
 思えばこの作者は長編にもそういうケースが見受けられる。フレデリック・ダネイと組んでマンフレッド・リー役を務めるのが得策だったのでは、なんて思ってしまう。
 「三枚の千円札」では膝を打ったが、考えてみると三千円の出所は曖昧なままだね。

No.2 5点 ミステリーオタク
(2021/11/07 15:15登録)
まあ悪くはないが、流石に今読むと時代遅れ。
入れ込める気にもなれなかったが敢えてその愚を犯すならば、そこそこの短編集といえるかもしれない。
表題作:東大卒でこんなバカな奴って・・・・・実は結構いるよな、と思いながら読み、終盤の無茶苦茶もまぁまぁ。

No.1 8点 Tetchy
(2008/02/10 00:21登録)
粒揃いの傑作ばかり!
「日曜日は殺しの日」と「死神はコーナーに待つ」の2編は自明の理だと思われていた事件が全く予想外の証言や真相が出没することで、全く予想外の真相に行き当たる。
“日常の謎”系「父子像」やミステリアスな結末の「背面の悪魔」、ストレートな「女子校生事件」、実に深い余韻を残す「三枚の千円札」も印象深い。

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