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ミステリの祭典

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ハイペリオン

作家 ダン・シモンズ
出版日1994年12月
平均点7.00点
書評数3人

No.3 7点 レッドキング
(2022/11/20 18:05登録)
おお、ハイペリオン!! 四部作:「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」からなる大長編SF。「我が生涯の十冊」超えて、「世界文学史上の十数冊」・・ホメロスや「神曲」、「戦争と平和」や「カラマーゾフ」と並べるべき大傑作に在らずや?・・で、四部作全体としてならば、SFサイトであるならば、文句なく10点!!
たーだ、ここミステリサイトで、しかも「第一部:ハイペリオン」のみの評価なんで、涙を飲んでこの点数 (;O;)・・

No.2 7点 八二一
(2022/11/19 20:27登録)
質、量ともに圧倒的な小説。司祭、軍人、詩人、学者、僧侶、私立探偵、外交官からなる巡礼団が、道中それぞれの物語を語るという、カンタベリー風物語の設定が魅力的。
語り手の個性に合わせ、秘境もの、冒険活劇調、ハードボイルド調、喜劇風などスタイルを使い分け、物語に変化を与えている。

No.1 7点 糸色女少
(2020/04/28 19:48登録)
登場人物のひとりが語る19世紀の詩人ジョン・キーツの叙情詩「ハイペリオン」がベースになった小説で、「カンタベリー物語」のように聖地に着くまでにそれぞれの巡礼者が参加の理由である秘密を語る。
個々の話は、ホラー、戦国記、ラブストーリー、ファンタジーと異なるジャンルだが、Time Tombsを守る不気味なShrikeが何らかの形で関わっている。謎を追う興奮もひときわだが、幾重にも積み重ねられた世界観に圧倒される壮大なSFである。

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