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ミステリの祭典

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カッティング・エッジ
リンカーン・ライムシリーズ

作家 ジェフリー・ディーヴァー
出版日2019年10月
平均点8.00点
書評数4人

No.4 6点 take5
(2022/04/13 17:53登録)
14弾ともなるとさすがに斬新さは薄れて来ますよね。
こちらが麻痺するだけですが。
読みやすいし、かつての好敵手も、おっと---
そろそろライムシリーズも大団円へ向かうのでしょうか?

No.3 7点 レッドキング
(2021/03/21 15:54登録)
ライムシリーズ第14弾。今回の敵はダイヤ原石へ異常に執着する「約束人」・・ダイヤのカット宝石化への憎悪から、指輪を手にする男女を襲撃する、イカレているが、どこか「人間臭い」猟奇殺人鬼。客観叙述と独白倒叙を交ぜて犯行が描写されるが、こんな単純な進行のまま終わるわけない、どこでどうツイストするんだ?思ってたら・・新エネルギー開発とエコ運動、地震兵器にメキシコ麻薬王ネタと続々出てきて、真の目的・影の主役(分かりやす過ぎ)、さらに裏の裏の目的・真の操り者へと多重に捻って発展して・・見事に収束。
※やっぱり最後に出てきた「あいつ」をここまで完璧なものにして、いつか来るであろう「ライム最後の事件」うまく完結できんのかチト心配。

No.2 9点 HORNET
(2021/01/10 18:06登録)
 ダイヤモンドのカッティングを手掛ける宝石店に男が押し入り、店主と居合わせたカップルを惨殺した。多くあるダイヤモンドには手を付けず、原石のみを持ち去ったらしき犯人のねらいは?その後、「プロミサー」を名乗る男が、婚約中のカップルを次々と襲う事件が続く。ダイヤモンドへの妄執を伺わせる言動から犯人と犯行動機に迫るライムたちだったが、物語は後半から怒涛の展開を見せる。

 シリーズ14作目にしても、まったく色褪せない面白さ、作者のアイデアに脱帽。「どんでん返しの帝王」と冠されていることにより、作者にとってはただでさえハードルが高いと思うのだが、それでも驚かされてしまう手腕、手数の多さに本当に感心する。
 ダイヤモンドへの偏執狂による狂信的犯罪というストレートなパターンと思わせておいて、後半から怒涛のどんでん返しに向かう展開は圧巻。
 とてもよかった。

No.1 10点 初老人
(2019/11/27 11:58登録)
大満足。シリーズを通して読んでない人にはおすすめしない。

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