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ミステリの祭典

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犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー
探偵AI

作家 早坂吝
出版日2019年08月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 5点 レッドキング
(2024/07/19 22:08登録)
AI探偵シリーズ第二弾。このシリーズ、らいちシリーズよりキャラ造形ナイスで面白い。本格ミステリとしては、庭密室(+不可能アリバイ)と公邸密室(-_-;)、そこに、マザコン三つ子ネタと国際陰謀ネタ、全部ひっくるめて、3~4点。でも、アニメ受けしそうなくらい面白いんで、1点オマケ。

No.2 6点 みりん
(2024/06/27 07:49登録)
これは前作を読んでいないと、話の繋がりがよく分からないと思う。つまみぐいダメ。ゼッタイ。
前作ではAI犯人vsAI探偵という題材がオードブルだったのに対して、今作はメインもメインのメインディッシュ。首相やら外務省官僚、国家転覆を狙うテロリストなど、スケールの大きい話ゆえに安っぽさを感じる部分もありますが、ミステリーの根幹部分はとても良くできていると思います。特にトロッコ問題を絡めたトンデモ密室&アリバイトリック。こういうの好きやね。
知能増幅器(IA)というタイトルもうまく決まります。

No.1 6点 虫暮部
(2019/11/01 11:51登録)
 人工知能探偵と言う如何にも安っぽくなりそうな題材をそのまま安っぽく描いているが、それによって陳腐な要素をアリにしている側面もあり、これって計算に基づくものなんだろうか。ネタのポテンシャルはもう少し高いような気もするのだが。
 ところで、“増幅する”は他動詞なので、“知能を増幅させる”ではなく“知能を増幅する”と書くべき。

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