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ミステリの祭典

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少女の時間
柚木草平シリーズ

作家 樋口有介
出版日2016年01月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 mediocrity
(2021/07/08 03:54登録)
文章の流れが心地よいから全体の印象は悪くないんですが、事件とその解決自体は正直それほどでもありません。どちらかというと推理よりストーリーを楽しむシリーズなんでしょうね。
主人公が大の女好きで、登場人物の8割くらいは女性なので、このシリーズ初の私には誰が誰だかわからなくなることが多かったです。最後まで見開きで登場人物の確認をしながら読んでいました。

No.1 6点 makomako
(2019/06/26 21:55登録)
 このシリーズも10冊を超えたのだが、柚木草平はあいかわらず38歳のままです。
 今回はことに美女がたくさん出てくる。洒落た会話を楽しむのもこのシリーズの楽しみなのですが、本作品は初めのところはちょっとやりすぎの感があります。「どうせ」といった言葉がちょっと出過ぎかな。
 お話は本格推理小説としては多少弱いが、でも楽しく読めます。
 冴子警視正が出世してついに別れとなりそうな代わりに実に個性的な美女が登場。当然怪しい関係となる。
 うーん大変だが羨ましくもある。
 次の作品もきっと読んでしまいそう。

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