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ミステリの祭典

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能面検事
<能面検事>不破俊太郎

作家 中山七里
出版日2018年07月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 6点 makomako
(2023/05/29 20:09登録)
ミステリーには検事など司法の人間が主人公となることはままありますが、実際の司法の世界がどんなものかといったことに関してはあまり述べられていないように思います。
中山氏はこれ程の多作家でありながら、こういった司法世界に関しても内部に立ち入った見解があるようで、なかなか興味深いキャラクターを生み出ました。
全く氏の多才ぶりには感心するとともにこれ程の作品を量産してあまりクオリティーが落ちないのは驚異的ですね。
続編も読んでみます。

No.2 6点 蟷螂の斧
(2019/01/31 16:44登録)
新しいキャラクター「不破検事」の誕生。彼は何事にも表情を変えない能面検事と言われている。他シリーズの「御子柴弁護士」(沈着・冷静)を更にバージョンアップしたような感じですね。こちらもシリーズ化されることが決定しているようです。本作は不破検事のキャラクターを前面に押し出している点や、検察官補佐の惣領美晴の成長物語でもあるので、お得意のどんでん返し度は「まあ、まあ」といったところです。ファンとしては被告人「有働さゆり」(カエル男に登場)、弁護士「御子柴礼司」、検事「不破俊太郎」の物語を読みたい!!!(笑)。

No.1 7点 HORNET
(2018/12/30 22:48登録)
 大阪地検一級検事の不破俊太郎に事務官として仕えることになった新人・惣領美晴。だが、対面の初っ端から「辞めてくれ」という強烈な洗礼を食らう。思っていることがすぐに顔に出てしまう美晴に対し、周りの状況に一切左右されずポーカーフェイスで信念のままに突き進む不破。あまりに冷静・冷徹で、表情一つ変えない不破についたあだ名は「能面検事」。
 また面白いキャラクターが出てきた!立場は真逆だけど、キャラとしては「〇〇曲の〇〇」シリーズの御子柴礼司に近い気がする。
 「翼がなくても」では御子柴VS犬養の夢の対決があったが、それはどちらかというと「冷静・冷徹」VS「熱血」という分かりやすい構図だったので、シチリストとしてはがぜん「冷静・冷徹」同士の対決、御子柴VS不破をいつか…と期待してしまう。
 作品は相変わらずリーダビリティが高く、読み易い&厚みのある内容だった。

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