ワルツを踊ろう |
---|
作家 | 中山七里 |
---|---|
出版日 | 2017年09月 |
平均点 | 5.33点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 5点 | あびびび | |
(2019/06/23 22:20登録) 偉そうには言えないが、推理小説家になると、どうしてもこんな小説を書きたいのだと思う。読み始めてしばらくすると、「ああ、結末は多分…」と想像がつくが、そういう展開になって欲しいという自分がいる。だからそれを確かめるために、一晩で読んでしまった(笑) |
No.2 | 5点 | 蟷螂の斧 | |
(2018/07/25 14:27登録) 過疎の村おこしのため”ワルツを踊る”という話か?と思っていました。途中までは、著者らしくない題材という感じを受け、読み終わってみれば、うーん長編での題材ではなかったとの印象です。やはり、短編向きのどんでん返しか?。 |
No.1 | 6点 | HORNET | |
(2018/06/30 09:53登録) 題名から中身が想像しにくい(笑)。中山氏のことだから、音楽関係のエンタメかとも思ってしまうが、ちゃんとミステリです。 職を失い、20年ぶりに溝端了衛が帰った故郷は、7世帯9人の限界集落。静かな田舎での、村民と触れ合いながらの生活に期待を寄せていた了衛だったが、閉鎖的で曲者ぞろいの住民たちを相手にその期待は崩れる。それでも地域に溶け込もうと奮闘する了衛の身辺で、不審な出来事が次々と起こりはじめる。 一連の出来事の黒幕は早々に想像がついた。それにしてもこの作品は、絵的には「津山三十人殺し」をイメージしているのではないかな。 |