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ミステリの祭典

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嘘の木

作家 フランシス・ハーディング
出版日2017年10月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 まだ中学生(仮)
(2024/02/07 21:09登録)
高名な博物学者の父に嫌疑がかかり、イギリス本土から家族で人里離れた島に身を隠した十四歳のフェイス。だが父が謎の死を遂げ、少女は敵だらけの島でひとり、真相を暴く決意をする。
嘘を養分にして育つ木をめぐり、科学と宗教の関係という西欧社会の根源的問いに斬り込みながら、ヴィクトリア朝時代の女性の抑圧を逆手に取り、従来の少女探偵小説を現代的に書き換えたファンタジー冒険小説。

No.1 6点 人並由真
(2018/03/19 15:44登録)
 某サイトでミステリ評論家の皆さんが2017年の最高傑作と推していたようなので手に取ってみたが、そこまではいかないにせよ、手堅く楽しめた。
 幻想小説風味、時代小説ティスト、青春ドラマ要素などの側面を備えながら全体として格調の高いヤングアダルト小説+犯人捜しのパズラーに仕上げており、感触は悪くない(謎解きの手順も丁寧だとは思う)。
 ただまあ世を挙げて賛美するような作品でもなく、誰も誉めなければ初めてそこでこういう佳作~秀作もありますよ、と言って、そっと差し出せばいい一冊という気もするが。

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