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ミステリの祭典

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蘇る殺人者 天久鷹央の事件カルテ
天久鷹央の推理カルテシリーズ

作家 知念実希人
出版日2017年10月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 6点 たかだい
(2025/02/09 05:27登録)
今回のテーマは、死者蘇生といった所でしょうか
連続猟奇殺人が起こり、犯人の目星も付いている。唯一、問題なのはその人物は既に死んでいて、しかも、その死亡判定をしたのが他ならぬ天久鷹央その人であるという一点
読んだのが一年くらい前なのでうろ覚えですが、確かそんな筋書きだったかと思います
本作も例に漏れず、ミステリーとして楽しみつつ、人体の不思議を純粋に学べる内容となってます。まして今作のような事例は医療関係者でなければ知る由もない内容ながら、「そんな事が起こるんだ」という関心度合いはシリーズ中でも屈指の印象で楽しめました

No.2 5点 mozart
(2024/04/22 09:18登録)
天久鷹央の事件カルテシリーズの場合相当コアな(医学的)知識がないとその謎を解くことはできないような設定になっていることが多いと思います。本作も○○ー○(○○○)の存在を知らないと「蘇る殺人者」の真相に辿り着くことは不可能かと。確かに○○○を検索すれば実例とともに解説されているサイトは少なからずあるのでノックスやヴァン・ダインの「禁じ手」には該当しないのでしょうが。というわけで本作も最後の謎解き部分では意外な真相ではなく真犯人に関する伏線の回収のされ方とか途中のキャラ同士の掛け合いとかを楽しむものとして読みました。
それにしても天久鷹央の性癖(言動を含む)は所謂「変人探偵」としてもぶっ飛んでいて犯罪者に「同類」と言わしめるほどなのですがいかにして読者に「許容範囲」と思わせるかはサブ・キャラの描き方を含めて作者の筆力にかかっているのでしょう。
自分としてはまぁこの程度なら大丈夫かな、と。

No.1 6点 makomako
(2017/12/31 10:57登録)
 このシリーズは名探偵で医師の天久があまりにも傍若無人で、なじみにくいところがありますが、今回はなかなか凝ったお話で、それなりに楽しめました。
 こんなストーリーは医者ならではでしょう。途中で何となく犯人はわかってしまいますが、からくりはめったなことでは分からない。
 それにしても天久は言葉使いが悪すぎ。私にはちょっと気になるといった程度ではないのです。
 でもこのシリーズの初めのころよりだんだんお話が優しい感じとなってきているのは好感が持てます。
 最後はなんだか優しい気分で、読後感は良いです。

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