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ミステリの祭典

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聖エセルドレダ女学院の殺人

作家 ジュリー・ベリー
出版日2017年01月
平均点7.00点
書評数3人

No.3 7点 八二一
(2020/07/27 19:31登録)
時代と舞台と事件の設定が魅力的で、各人の特技を活かした展開も良く、縦横に張られた伏線が素晴らしい。

No.2 7点 人並由真
(2018/02/09 12:27登録)
 ヒッチコックの映画版『ハリーの災難』みたいな、ちょっとだけシニカルながらも上質なスラプスティック・ミステリコメディであった。
 もうこの主人公の少女たちが同じ場に揃う続編はありえないだろうけど、年長のひとりと一番年少の二人だけでも再登場させた新作がぜひ読んでみたい。

No.1 7点 nukkam
(2017/02/01 13:27登録)
(ネタバレなしです) 子供向け或いはヤングアダルト向けの作品を得意とする米国の女性作家ジュリー・ベリーが2014年に発表した本格派推理小説です。時代は1890年、舞台は英国の聖エセルドレダ女学院(寄宿学校です)、主人公は7人の女生徒(最年少は12歳)です。彼女たちの目の前で校長先生とその弟が毒死するのですが家に戻りたくない少女たちが死体を隠してしまうことから事件隠蔽と犯人探しが複雑に絡み合う、ユーモアとスリル溢れるプロットになりました。活躍が目立つのは気転のキティ、たくましいアリス、あばたのルイーズですが他の少女たちもなかなかに個性的です。大人読者が読んでも十分楽しめる内容です。

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