皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
弓月さん |
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平均点: 7.80点 | 書評数: 10件 |
No.4 | 5点 | 人形館の殺人- 綾辻行人 | 2007/06/19 22:45 |
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よくあることですけど、作者自身はこういう異色作に限って
一番のお気に入りとか言うわけですが、個人的には全く馴染めなかったです。特に犯人が・・・ 最初から描き方もおかしいなとは思ってましたが、やはりという感じ。こういうネタはどうも肌に合わないようです。 雰囲気は好きなんですけどね~ 点在する人形の意味なんかも、“名探偵コナン”が好きそうな機械的な意味と、それを作った意思的な意味の両方から見てもなかなか面白かったです。時間を置いて読み返したら評価が変わるような作品かもしれません。 |
No.3 | 8点 | 迷路館の殺人- 綾辻行人 | 2007/06/19 22:43 |
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迷路館の平面図には度肝を抜かれました。何じゃこりゃとwこんな屋敷ありえないですけど、そこがいいんですよね。住んでみたいな~
ただ、最後の扉の仕掛けは無理な気がしてしかたがな・・・発想は面白いけれど。 正直、フェアとアンフェアのほんとギリギリだと思いますけど、嫌いにはなれません。 |
No.2 | 8点 | 水車館の殺人- 綾辻行人 | 2007/06/19 22:40 |
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館に、車椅子に乗り仮面をかぶった男、幽閉同然の美しい少女、執事、家政婦、怪しい客、そして探偵・・・
いかにも古めかしい探偵推理小説の舞台ですが、そのクラシックな感じはなかなか好きです。いいですねーやっぱりこういう雰囲気は。使用人とか、執事とかがいるお屋敷に泊まってみたいものです。ただ、犯人の正体は多分ほとんどの人に途中で看破されるでしょうし、密室に関してはこの館シリーズについては、何らかの“からくり”が示唆されていますから衝撃的な解法というのはないので、その辺は楽しめないかもしれません。ちょっと怪奇的なラストは◎。 |
No.1 | 10点 | 十角館の殺人- 綾辻行人 | 2007/06/19 22:38 |
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一番印象的だったのは、島の二日目に、何者かによってテーブルに並べられたプレートでしょう。第1~第4の被害者、最後の被害者、探偵、殺人犯人という7枚のプレート。あれは、恐ろしいですね。
これだけ綿密に練られた犯行計画、いわばこれは完全犯罪成功なんじゃ・・?とも思えるものなのに、読者に対して真相の明かし方がたったの1行で行っているのは鮮やかですね。犯人の見当がついていたんですが、それでも鮮やかでした、あの一行は。 |