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ギザじゅうさん
平均点: 6.99点 書評数: 238件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.10 7点 正月十一日、鏡殺し- 歌野晶午 2004/11/28 16:41
裏本格というものを、非常に楽しんで読めた。
黒々としたカオスのような作品でありながら、しっかりと伏線をはっている、まさに裏『本格』であった。また、日常的な出来事や最近の風潮などを取り上げているだけに、恐怖感も倍増。
特に表題作と「美神崩壊」が良かった。

No.9 6点 生存者、一名- 歌野晶午 2004/11/26 23:26
『館という名の楽園で』同様に、中編という枠の中で上手くおさめている。
犯人はバレバレだが、その奥のトリックは上手い。勘のいい読者なら、そこに気づいてもおかしくないだけに難しいところ。個人的な好みから言えば、もう少しカルト宗教を強調してあるほうが良かったかも。

No.8 5点 放浪探偵と七つの殺人- 歌野晶午 2004/03/23 11:45
パズラータイプの短編集(ノベルス版だと解答が袋とじ)
舞台や事件もバラエティに富むよう工夫してある真っ当な本格推理。で、あるだけに物足りなさは残る。
やはり本格でありながら、本格という枠組みから逸脱(超越?)する何かが欲しい。また、普通の本格としても上手い短編とは言いがたい。(容易に暗号ものを乱発しない点は好意が持てるが)
一応ベストは「阿闍梨天空死譚」

No.7 5点 ガラス張りの誘拐- 歌野晶午 2004/02/16 20:09
中編三本で一つの長編になるといった仕掛け。
全体としてのトリックはなかなかよくできてはいるが、一つ一つの独立とした話としての工夫が足りない様に思われた。

No.6 7点 Rommy- 歌野晶午 2003/03/28 01:25
読んでる途中は「どこが本格なんだ?」と思ったものの、読み終えてみればしっかり本格。
ROMMYとそれを取り巻く人物との対比が凝った構成で物語りに引き込まれた。

No.5 7点 館という名の楽園で- 歌野晶午 2003/03/02 01:27
どういったトリックかは大体想像がつくものの、正確なトリックはわからず・・・。
なかなか面白い、と思ったけど実際に騙されはしないだろうなぁ。

No.4 8点 死体を買う男- 歌野晶午 2002/12/22 01:46
作中作になっている『白骨鬼』だけでも見ものである。
江戸川乱歩ファンなら楽しめるだろうし(もちろん乱歩ファンでなくても楽しめるだろうが)、乱歩や萩原朔太郎について知っていたらなおさらおもしろい。

No.3 7点 動く家の殺人- 歌野晶午 2002/09/15 13:47
いきなり信濃譲二が殺されたという始まり方はよい。いつもと違う展開の仕方でなかなか楽しませてくれる。
トリックや最後のドンデン返しもだいたい予想通りだったのが残念。
終わり方が好き。

No.2 6点 白い家の殺人- 歌野晶午 2002/08/17 21:20
悪くはなかったのだが、それほど良いとも感じなかった。
第3の殺人のトリックはちょっときびしいね。
しかし、この作品はトリックより動機をメインにしていたような気がする。
『長い家の殺人』ほどインパクトはなかったかな?

No.1 6点 長い家の殺人- 歌野晶午 2002/07/27 00:16
やっぱり二回目の事件にはどう考えても無茶がある。
トリックもすぐにわかってしまった。
しかし探偵役の信濃譲二という人間は結構気に入った。

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ギザじゅうさん
ひとこと
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採点傾向
平均点: 6.99点   採点数: 238件
採点の多い作家(TOP10)
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