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Kingscorssさん
平均点: 6.42点 書評数: 96件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.4 5点 双蛇密室- 早坂吝 2020/08/22 12:57
エロバカ本格ミステリーここに極まるという感じの出来だと思いますが、個人的に真相が気持ち悪すぎてちょっとドン引きしました。

構成、真相、すべてがありえないですが、ぶっ飛んでるので好きな人にはたまらないでしょう。自分もこのシリーズは割と好きなバカミスなんですが、今回はちょっと合わなかったです。

No.3 7点 誰も僕を裁けない- 早坂吝 2020/08/22 12:53
前作のぶっとんだ設定はなかったこと?にされて新しく本格チックになったバカミス、上木らいちシリーズ。

バカミス部分がかなり減って好き嫌いが分かれそうですが、個人的には面白かったです。法律部分が稚拙、トリックが不完全等指摘する方がいますが、専門家でもない限りはそこまで気にならないかと。だって本格のトリックってどれもバカミスみたいなものじゃないですか。

時間のマジック、館マジック、法律の抜け道を融合させた見事な仕掛けだったと思います。文庫本で読んだので、単行本よりいろいろ加筆修正の分面白く感じたかもしれません。

それにしても前作の謎設定がなかったことになってよかった… あのままだとこのシリーズ終わりでした。

No.2 4点 虹の歯ブラシ 上木らいち発散- 早坂吝 2020/08/22 12:45
前作からバカミスを進化させようとした野心作。

発想、構成自体はかなり冒険されていると思います。着眼点や構成自体は素晴らしいと思うんです。虹色の7色をお客の歯ブラシに見立てた短編7つで最後の話に収束されてく感じとか。

ただ、個人的にこの展開はちょっとないかなと思いました… 最後の方の展開が投げやりに感じてしまい、あんまりこういう方面には持っていってほしくなかったです。これ許すともう何でもありになって以降のシリーズを楽しむ気になりません。かなりぶっ飛んだ結末なので好きな方にはかなり好きな作品ではないかと思うんですが。。。

No.1 7点 ○○○○○○○○殺人事件- 早坂吝 2020/08/22 12:36
この作品は賛否わかれるので点数は当てにならないと思います。合うか合わないか。単行本、文庫本の両方読んだ感想です。最初に書きますが文庫本の方を激しく推薦します。

自分はバカミスがかなり好きで、この本もバカミスと知って読んだのでかなり楽しめました。タイトル当てもとくに当ててやろうと思って読んでたわけでもなく、バカミスを楽しもうと思って読んでいたので最後の1行には”おおぉ!”となり、トリックも馬鹿すぎて好感が持て、叙述部分にももちろん騙され、この愛すべきメフィスト賞受賞のバカミスの傑作をかなり堪能しました。

単行本を読んだときは主人公の喋り方がかなり鼻につき嫌だったんですが、文庫本ではその部分と全体的な文脈等がかなり修正されています。前半の冗長で退屈な話もスピーディーになり、新エピソードも追加され、文庫版のほうがかなりおすすめです。単行本だけを読んであまり面白く感じていなかった方も再読で文庫本読んでみてほしいなぁと感じました。

殊能将之さんのハサミ男(無理やり映像化しないで!)等と同じく絶対に映像化不可能(トリックを隠せない+倫理的な面で不可能)な叙述作品で、とにかく叙述部分がぶっ飛んでて面白かったです。好き嫌い分かれるエロ部分もちゃんと推理の枠に組み込んであって構成が見た目によらずかなりしっかりしていて読み応えがあります。

バカミス、エロミスが嫌いな方、苦手な方だとかなり評価が低くなると思いますが、おバカを堪能できる人ならかなり楽しめるんじゃないかと。

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Kingscorssさん
ひとこと
Kingscrossのつもりでミススペルのままハンドルネームが決まってしまいました… (´・ω・`)ショボーン
ラノベとか恋愛小説は苦手なので、その手の本は評価が辛くなりがちです…

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好きな作家
殊能将之、三津田信三、北森鴻、早坂吝、貫井徳郎、アガサ・クリスティ、エラリー・クイ...
採点傾向
平均点: 6.42点   採点数: 96件
採点の多い作家(TOP10)
アーサー・コナン・ドイル(9)
アガサ・クリスティー(8)
殊能将之(7)
倉阪鬼一郎(5)
早坂吝(4)
大山誠一郎(4)
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