皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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◇・・さん |
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平均点: 6.03点 | 書評数: 191件 |
No.2 | 4点 | 証人脅迫- ナンシー・テイラー・ローゼンバーグ | 2025/02/10 20:41 |
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保護観察官のアンは、刑事補で恋人のグレンと法制度の不備や限界について論議していた。麻薬漬けのしたたかな若者ソーヤが保護観察処分で、よりによってアンの管轄になったのだ。アンは駐車場で何者かに狙撃され、その後どうにか仕事に復帰した直後、自宅でレイプされかけた上、殺されかけた。しかも息子の命まで狙われているようだ。
作者自身、保護観察官の経験があるというだけあって、勾留中の犯罪者たちが主人公につけたあだ名「死の天使」のエピソードやビンゴシートなる書式の存在など、リアルで興味深い。だが巻き込まれ型のヒロインは、結局男だのみの甘やかされようだし、犯人像も途中で見当がつく上に性格描写が浅く、安易感は否めない。 |
No.1 | 6点 | 女性判事- ナンシー・テイラー・ローゼンバーグ | 2023/06/11 20:36 |
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ラーラは、十一年間検事を務めたのち二年前、判事に任命された。正義感の強いラーラは、厳格な判決を下すことで知られていた。刑期はなるべく長く、罪状は出来るだけ重くするという評判であっ学た。学生暴行殺人の控訴取り下げを認めた時から、身辺に次々と異常が起こり始める。
家庭の崩壊、暴力犯罪、幼児虐待、売春、性的倒錯といった米国の病める米国の社会を浮き彫りにするとともに、それを支えるはずの法制度の矛盾や法の執行者の不正という問題にも鋭くメスを入れた意欲作だ。 |