皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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ねここねこ男爵さん |
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| 平均点: 6.44点 | 書評数: 138件 |
| No.5 | 4点 | 館島- 東川篤哉 | 2018/04/03 13:24 |
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| この作者の他のシリーズものに比べるとユーモアはやや抑えめで、個人的にはこのくらいでいいと思う。が、ミステリとしての出来が今ひとつ。
以下ネタバレ含みます。 館の見取り図を見た瞬間、慣れた人なら「錯覚か回転」と思うだろう。そこに死体の状況や被害者が芸術家肌の建築家であったことなどを加えると構造はすぐに見当がついてしまう。部屋の間違いを伏線にするなど状況をフル活用して頑張ってはいるが… どちらかと言うと、殺人より館の作られた場所や理由の方が謎として魅力があったように思う。答えも鮮やか。なので本来3点の所プラス1点で。 |
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| No.4 | 7点 | 放課後はミステリーとともに- 東川篤哉 | 2018/03/25 12:42 |
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| 面白い。割り切ってぶっとんでるので個人的には「ディナー」よりこっちの方がずっといい。
高校生というのが作者のノリに合ってるし、シンプルな謎を提示してサクサク解決でテンポ良い。 |
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| No.3 | 6点 | 完全犯罪に猫は何匹必要か?- 東川篤哉 | 2018/02/02 11:27 |
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| 点数低めですが面白かったです。
低い理由はメイントリックが前例ありまくり&ミエミエだからで… ソレ以外の部分がとても良く出来ています。ユーモアだからこそ許されるものもありますが、作者のフェアプレイの精神が垣間見えると言うか、ネタバレを恐れずきちんと言及されてますし、このシリーズはそういうものだと思って読むものなのでしょう。 ただのミステリをギャグ色の強い文章で書いただけ、ではなく、ユーモアをもミステリに組み込んで書かれている良質のユーモアミステリです。 ネタバレ こういう錯覚を利用したトリックは、なんでもやってみようの黎明期では頻出でしたがすぐに廃れました。やはり都合が良すぎて説得力に乏しいのでしょう。本作もそれを乗り越えるものではなく、目撃者の設定含め当時の焼き直しにすぎず不満が残るので高得点には出来ませんでした。 ただ、ソレ以外の部分は本当によく出来ています。 |
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| No.2 | 4点 | 交換殺人には向かない夜- 東川篤哉 | 2017/12/09 22:52 |
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| ネタバレ気味書評です。
こんな人間が何人もいるか…?まさかアレじゃねぇだろうな…と思ったらその通り、という。それだけなら読者に見破られるだろうからさらにひと工夫したろ!ってことなんでしょうが、ねぇ。 ユーモアは寒いというか(寒いけど)、ボケと勘違いと真実を混在させて読者を煙に巻くための作者に都合の良すぎる道具です。「なんでこれ調べねぇの?なんでこれ気付かねぇの?」と読者が思ったときに言い訳をするためのもの。なので作中人物の行動が異様にご都合主義であって、そこをどう思うかでしょうね。 この年代に山ほど出版された叙述トリックの凡作のひとつです。 |
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| No.1 | 5点 | 密室の鍵貸します- 東川篤哉 | 2017/11/10 15:11 |
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| なかなか面白いです。
色メガネで見てしまいそうなタイトル装丁で、文体かなり軽いですが、ちゃんと本格ミステリしています。ユーモアって書くの大変(ギャグ漫画家は必ず病む)なのにあえてこれで行こうとした作者はすごい。一時期、難しい漢字のおどろおどろしいタイトルと文体を用い、中身はミステリより雑学知識多めで黒い表紙の作品が流行り、そういうのが格調高いという出処不明の価値観がありますが、ユーモアのほうがずっと好感が持てます。読みやすいし。 惜しむらくは、長編としてはネタが薄いこと、それを引っ張るためのドタバタ劇になっていることでしょうか。 それから、死体発見時に発見者が自分の首を絞めるような行動を「ついやってしまう」のですが、本筋にあんまり影響無いにしろ、今時の読者にとっては発見者に同情する気持ちより「何やってんだよ面倒くせぇな…」とストレスになるだけなのでやめた方が。 |
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