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はっすーさん
平均点: 6.13点 書評数: 39件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.4 2点 大聖堂の殺人 ~The Books~- 周木律 2019/02/25 01:47
ついに周木律氏の堂シリーズの最終巻が出ました
一応シリーズは全部読んだのですが面白いと思えたのは『伽藍堂の殺人』だけでした
比較的『伽藍堂の殺人』までの作品は良かったのですが『伽藍堂の殺人』以降の作品はどれもがっかりなレベルになっておりそんな中の最終巻でしたので期待はしていませんでした
いわゆる天才が殺人を犯すという西尾維新や森博嗣がやっていたパターンなのですがその天才の描き方が下手くそで寒い…天才ではなくただの痛々しいおじいちゃんと主人公たちにしか見えませんでした…
ミステリとしてトリック自体は大技なのですが面白くなく犯人が最初から分かっているハウダニット一本の作品としてはこの長さ(600ページ)は長すぎ…解説も内輪の人間がひたすらシリーズを褒めまくるというもの…もう何もかもががっかりな最終巻でした

No.3 3点 LOST 失覚探偵- 周木律 2017/09/21 18:56
推理をするたびに五感を一つ失っていく失覚探偵が不可能犯罪に立ち向かう話
不可能犯罪の内容は突然餓死したり腹が爆発したり何もない庭で圧死したりと被害者が可哀想になるものばかりでワクワクさせられました
しかしトリックが小粒すぎて…
更には失覚探偵という設定もあって無いようなものでして…最後のアレが言いたかっただけだろ…とガッカリ

No.2 4点 災厄- 周木律 2017/08/21 23:21
堂シリーズを全部読んだのでこっちの方も読んでみました
災厄の正体などは悪くは無いのですが政治家たちと主人公の争いや主人公の妻と友人の話が半沢直樹シリーズに影響を受けてる感じ…特に最後の展開はさすがにやり過ぎてて寒かったです…

No.1 4点 眼球堂の殺人~The Book~- 周木律 2016/02/16 12:32
うーん…メフィスト賞の作品には天才という単語がやたら出てくるイメージがある…動機の意外性を出すためにやってるのかもしれないがやはり陳腐に感じる…
柱に突き刺さった死体のトリックは他作品で3回ほど見たことがありがっかり
ただ館のトリックは面白いと感じた
一応続編を読もうとは考えているが評判が微妙なので読むのは当分先になりそう…

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はっすーさん
ひとこと
何かに偏ると、自分にとって素晴らしいと思える本に出会えないと思い、古今東西の作品を満遍なく読もうと心がけています。
あと評価がものすごく低い作品は、逆に読見たくなってしまう性質です。
また書評の文体...
好きな作家
山田風太郎・カー・横溝正史・連城三紀彦・麻耶雄嵩など
採点傾向
平均点: 6.13点   採点数: 39件
採点の多い作家(TOP10)
周木律(4)
市川憂人 (2)
カーター・ディクスン(2)
今村昌弘 (2)
早坂吝(2)
二階堂黎人(2)
白井智之(2)
アンソロジー(出版社編)(2)