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iaさん
平均点: 4.96点 書評数: 24件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.5 7点 双蛇密室- 早坂吝 2017/11/23 00:25
らいちの言動が優しかったり冷酷に突き放したり、ちぐはぐ
掴みどころが見え隠れするところが魅力だったが
ラストでその魅力を失ってしまった感じ
あの刑事があんなことで絶望に陥ってるのも何か脚本の無理やりが出ている

トリックは新しくエロが決め手なのはグッド
相変わらず序盤がとても面白い
蛇女は個性も設定も中途半端なのでもっと暴れさせたら最高だった

No.4 5点 ドローン探偵と世界の終わりの館- 早坂吝 2017/11/18 00:15
アレを巡って殺人が起こる
そのアレって何だ?と思考タイムがあったのは良かった
舞台設定も〇
ただトリックの余韻も無くはじまった説明が長すぎる
物理的な話にもなってきて、もはや辻褄合わせの為の弁明に近かった
もっとシンプルな話にした方がトリックも活きたんじゃないか

No.3 4点 アリス・ザ・ワンダーキラー- 早坂吝 2017/10/23 16:29
相手の思惑通りになり手に汗握るシーンになったのに
そこからどうするのか?という期待に対してしょーもないどんでん返しを入れた事ですべてが茶番臭くなった

主人公が十歳なのに三十歳レベルの会話の駆け引きをしてるのも違和感

No.2 6点 誰も僕を裁けない- 早坂吝 2016/08/04 19:10
中盤の少年逮捕あたりから、資料をそのままコピペしたようなつまらない説明文が続く。後半に入っても、資料をそのまま説明したような退屈な戦後のエピソード披露が続く
それに作者の悪い癖であるメタ発言が出始め、一気にしらけてくる。
おかげで肝心のトリックが響いてこない。

持ち味のエロ要素も前半とてもエロくて良かったのに、中盤以降どんどん薄くなり、省略ばかりで残念。
らいちが探偵役である必要性も薄い。
刑事も推理するし。

中盤までなら10点。
読み進めるのがもったいないくらい面白く、完璧一辺倒じゃない上木らいちも魅力的だった。
熱中度を持続できない雑な構成がもったいない。

No.1 5点 虹の歯ブラシ 上木らいち発散- 早坂吝 2015/08/16 00:36
最初の紫の章が一番面白い。
ほどよく本格。幻想的な描写がちゃんと現実として回収されていて満足。

ただ後の章になるほど適当になってくる。
最後は読者を煙に巻くジェットコースターで新鮮だったが
ゴールは予想を越えるどころか、素人作家やダメミス作家がやる○○ネタで着地。
正直失望した。結末・真相というミステリの重要なゴールが造れない作者の力量が垣間見えて、もう次作は読まなくていいかなって思ったり。

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iaさん
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採点傾向
平均点: 4.96点   採点数: 24件
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