皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
T・ランタさん |
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平均点: 6.16点 | 書評数: 43件 |
No.6 | 8点 | 木製の王子- 麻耶雄嵩 | 2010/01/14 17:04 |
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本作の最大の見所はアリバイトリック。
読者の誰もが放り出しそうな程緻密なもので、そもそも細かいちまちましたアリバイ検証部分は読み飛ばしてしまいそうな危惧がなくもありません。 しかしそれに対する答えは明快な物です。 それ以上に印象的なのは答えが出たあとで、今までのが些細なことだったと言わんばかりに豪快にぶち壊してくれるような展開。 さらに言えば実は則定が・・・だったりするんだろうなあ、などと思ったりしたわけですが。 流石と言うしかありません。 |
No.5 | 6点 | あいにくの雨で- 麻耶雄嵩 | 2009/01/02 02:01 |
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こんな高校無いだろなどと思いながら読んでいました。
学園生活部分もそれなりに楽しみましたが、本筋との関連が薄いのが残念です。 麻耶らしさは薄味ですが、主要人物のだれも救われないのが流石と言った所でしょうか。 |
No.4 | 4点 | 夏と冬の奏鳴曲- 麻耶雄嵩 | 2008/10/13 02:05 |
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読んだ時理解できませんでした。
ひたすら後味が悪かったですし。 真相を用意してあるにしてもヒントが無さ過ぎる気がします。 あれでは読者を置いてけぼりにしすぎと思ってしまいますね。 |
No.3 | 8点 | 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件- 麻耶雄嵩 | 2008/10/13 02:02 |
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個人的にはネタを詰め込んだタイプの作品が好きですので楽しめました。
終盤のどんでん返しも狙いすぎな気はしますが評価できるとは思います。 最後に結局のところ木更津は何のために山篭りしたのかと思ってしまいます。 |
No.2 | 8点 | 螢- 麻耶雄嵩 | 2005/05/22 21:50 |
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『鴉』ほどのスケール感はないが、それに匹敵する作品。 叙述トリックは慣れてきた印象があるし、探偵役の、犯人の心理まで再現する推理は感心してしまう。 叙述トリックと別の仕掛けも、分かった途端数々の伏線が思い出される辺り、さすがだと思う。 でもラストが余りにも残念すぎるのでマイナス1点。 |
No.1 | 9点 | 鴉- 麻耶雄嵩 | 2005/05/14 22:15 |
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麻耶雄嵩の最高傑作といってもいいのではないか。『鬼子』と村など、さまざまな要素が絡み合ったトリック、トリックそのものは珍しいものではないが、見せ方であれほどのスケールと衝撃を与えられるものなのかと感心するが、叙述トリックが分かりにくすぎるのでマイナス1点 |