皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
T・ランタさん |
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平均点: 6.16点 | 書評数: 43件 |
No.4 | 5点 | 迷宮遡行- 貫井徳郎 | 2011/05/15 07:50 |
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最愛の妻が行方不明になってもドン臭い印象の、平凡な主人公の一人称で綴られるハードボイルド(?)風の作品です。
色々ヤクザとか絡んできた末に終盤になって主人公がアグレッシブになった上に、犠牲の上に再開出来た妻が残念な事になってしまいます。 それを受けて主人公はどうしたのだろうか・・・とそればかりが気がかりな印象でした。 |
No.3 | 5点 | 神のふたつの貌- 貫井徳郎 | 2005/08/07 11:28 |
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貫井作品の暗さはいまさらですが、本作はそのテーマのためか宗教色が強く出ているように思えます。そのためか叙述トリック(分かりやすい)も重要性はかなり低いようです。 ただ、他の貫井作品と比べるとリアリティーはあまりないように感じられます。(特にトリック) さらに言えば暴力や殺人により、『これでこの人は苦痛から解放される』という考えはいかがなものか。この辺りもう一捻り欲しかったです。 |
No.2 | 4点 | 修羅の終わり- 貫井徳郎 | 2005/07/06 22:16 |
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少し甘めの採点ですね、はっきり言ってしまえばあのトリックは評価できません。 しかし、そこに行くまでの話は、暗くて救いが無いながらも、それなりに面白く読みことができました。特に終盤で久我が藤倉に対しての行動は、多少胸がすく思いですが、そこに行くまでがあれでは・・・ さらにその後にあのラストですから・・・これ以上は何も言いません。 |
No.1 | 6点 | 慟哭- 貫井徳郎 | 2005/07/06 22:08 |
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世間での評価は高いですが、トリックが分かりやすいと思います。
しかし、トリック以外の部分でも宗教にのめり込む部分や、その後狂気に走る部分など、それなりに楽しめました。トリックがもう少し分かりにくければ高評価できたのですが・・・内訳としてはトリックと小説が半々です。 |