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バックスクリーン三連発さん
平均点: 5.80点 書評数: 35件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.3 7点 殺人鬼2- 綾辻行人 2013/09/30 11:19
ネタばれあります

前作は私にスプラッタホラーを読むことができるという
事を教えてくれました。その続編です。
そもそも私は「2」否定派で続編が前作を上回ることはない論を
信じています。
そのあたりは「スクリーム2」でも語られているところですね
「2」は「1」を上回る衝撃を与えないといけないので
より過激になると。
それをふまえたわけではないでしょうがいきなり殺人鬼が
登場します。そして3人家族の夫を目に指を突き立てて
殺した後、赤子を引き裂いて頭を踏み潰して殺しちゃいます
序盤からこのペースでバンバンいかれたらかなわんと
思いながら読み進めます。

私のそんな願いも叶わず後半もバンバン死にます
とにかく中盤はこんな殺し方もありますという紹介のようで
斧で腕を切るですとか何かを刺すとかはありがちなので
大丈夫だったのですが
病院で看護婦さんに漏斗をくわえさせて鼻をつまんで
塩酸を飲ましたあと消火器を口に突っ込んで
破裂させるシーンは新しさを感じました
そして終盤、どうして殺人鬼が理由もなく暴れまわるで
まとめることができなかったのでしょうか
しかも、3年植物人間状態だったのがいきなり動きだすはずが
ないでしょうが、筋肉も縮んでいるだろうにあんな怪力
出るはずもないやろうが
殺し損ねた被害者を掃討するなら双葉山の生き残りの女先生は
既に殺されてなアカンやろなど思いつつ終盤を迎えます
そもそもオリジナル殺人鬼はもう一匹が暴れまわってるとき
どこにいたんやろか。

No.2 5点 十角館の殺人- 綾辻行人 2013/07/02 21:46
なんやかんやと言って前回読んだ著者の「殺人鬼」は面白かった
なので今回は著者のデビュー作であり代表作である
本書を読んでみた
アガサの「そして誰もいなくなった」をオマージュさせているようで
舞台は同じく孤島、そこに集まった大学のミステリー研究会員7名。
今まで推理小説というのを何作か読んでいてその奇想天外な
トリックというものに現実性がないと受け入れることができなかったのだが
今回はそういう私的感情を廃し、冒頭から犯人捜しを試みながら読み
進めました。

私は一貫して犯人はオルティ―ポウ共犯説。
動機はわからないが、死んだときに女性だからその凄惨な
姿を見せるのはかわいそうだというポウの言動に
違和感ありありだから、実は生きている⇒主犯。
謎解きに移った終盤もあまりにも考えていないところからだったので
あぁ、そう?って感じだった。書評では意外なドンデン返しみたいに
書かれていたのでまたぞろ、ありえないトリックを披露なんてことに
なるのかと心配したがフツーに受け入れることができた。

No.1 8点 殺人鬼- 綾辻行人 2013/06/24 12:33
スプラッターホラーというジャンルになりますね
ミステリーとはちょっと違うかもしれませんが
スプラッターは映画も含めてちょっと苦手です
序盤、のっけからバンバン殺されちゃうわけですが
首を飛ばされるシーンも「おぉ、これならかるいかるい」と
いけたのですが中盤で沖元がつかまって目に錐を撃ちこまれて
眼球を抉り出すシーンはさすがに「アカンかぁ」と体から血の気が
引く思いをしました。私が本作に入っていったのもこのころからです。
殺人鬼が山小屋に残った麻宮君と茜を襲った時、少年は彼女を守って
茜を外に逃がすのですが、必死に小屋から逃げた麻宮を呼び止める
茜を見たとき「こらぁ~!このバカ女ぁ~!さっさと逃げとけや!」と
怒鳴りつけたくなるくらいこの時、中に入りこんでいた。
序盤、終盤とほぼ満点の内容。ラストは正直、夢オチでもOK状態だったのですが
まさかの変化球決着。なんで!
「殺人鬼」という意味をなさないただただ暴力的なキャラクターを
生み出しているのにどうしてこねくり回したのかなぁ?
スプラッタホラーのエンターテイメントに徹してくれたらそれでよかったのに

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バックスクリーン三連発さん
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平均点: 5.80点   採点数: 35件
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