皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
スパイラルライフさん |
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平均点: 5.44点 | 書評数: 82件 |
No.3 | 7点 | 厭魅の如き憑くもの - 三津田信三 | 2012/02/18 22:32 |
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かなり読みづらい。
シリーズ他の作品を先に読むことを薦めます。 (個人的には、山姥) 一つの大技をストイックに突き詰め、ホラー要素で一見ミスリードに見えるが、大胆な伏線の見せ方に騙されました。 |
No.2 | 7点 | 首無の如き祟るもの- 三津田信三 | 2012/02/18 21:33 |
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最初に手にした三津田作品。
横溝作品に通じる世界観で色濃いホラーとミステリーの融合が楽しめる一冊。 使い古しの首なし死体のネタを、ある重ね技でオリジナルなトリックに昇華させたのは流石。 楽しめました。 後半のどんでん返しの繰り返しもシリーズの見所のようですが、面白く感じます。 、が最初の一冊だったせいか読みづらく(シリーズでは読みやすいようですが)、伏線を詰め込みすぎて、ホラーで片付けても良いと思うものの、それでも未回収、雑に感じる箇所があったため、一点減点。 |
No.1 | 7点 | 山魔の如き嗤うもの- 三津田信三 | 2012/02/08 09:26 |
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まさに現代の金田一シリーズ。横溝作品の世界観を味わえます。万人受けする文体ではなく、語られる時代も戦後頃なので、慣れるのに時間がかかるかもしれません。
シリーズ各作品は、メイントリック一本を中心に展開されます。怪奇や民間伝承を世界観に据えているため未解決な伏線も多数。個人的には、本シリーズの世界観を徹底すれば説明困難な箇所はむしろあって当然なので気にはなりません。 本作品は見立て殺人と消失した謎の家族を主人公が追います。 |