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皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

文生さん
平均点: 5.85点 書評数: 456件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.9 4点 妖霧の舌- 竹本健治 2022/08/24 09:13
不穏で幻想的な雰囲気は悪くないものの、ミステリーとしてはあまりにも薄味すぎますし、かといって著者ならではのアンチミステリー的な趣向があるわけでもありません。読後かなり物足りなさを感じた作品です。

No.8 7点 将棋殺人事件- 竹本健治 2022/08/23 08:07
ゲーム三部作のなかでもダントツで評判の悪い作品ですが、個人的には結構お気に入り。
竹本健治なので真相は最初から期待していなかったのがよかったのかもしれない。
五里霧中な謎にゾクゾクしましたし、噂を集めて分析するという趣向もスリリング。

No.7 5点 狂い壁狂い窓- 竹本健治 2020/08/01 18:43
じめっとした雰囲気の和風幻想ミステリーの味わいは評価できるものの、本格ミステリとしてはこれといって面白味を感じられなかったのが残念。

No.6 5点 囲碁殺人事件- 竹本健治 2017/11/09 18:20
囲碁の対局中に起こった首なし殺人の謎が描かれているが、前作の「匣の中の失楽」の次に書かれた作品としてはひどくまっとうな本格ミステリに仕上がっている。
無難にまとまっていて決してつまらなくはないが、特筆すべき点もなく、出来は可もなく不可もなくといったところ。

No.5 10点 腐蝕の惑星- 竹本健治 2010/01/20 17:49
とある惑星を舞台に描かれる2部構成のSFホラーでミステリー的興味は限りなくゼロに近い。
とにかく怖い作品。
1部も怖いが、2部はさらに恐ろしい。
あまりの絶望的な状況に泣きそうだ。
そんな絶望の中で懸命に活路を見出そうとするヒロインが可憐な至高の美少女ホラー。

No.4 3点 ウロボロスの基礎論- 竹本健治 2010/01/20 17:39
現実と虚構をテーマーにした実名小説『ウロボロスの偽書』をさらにひねくり回した続編。
前作は大好きなのだが、これは混沌としすぎていてさすがに楽しめない。

No.3 9点 ウロボロスの偽書- 竹本健治 2010/01/20 17:37
現実と虚構が混沌となるメタミステリー。
こういう趣向の作品は大好きです。
またメインキャラクターとして作者と新本格ミステリーの作家たちが登場するのも興味深い。
ただ今となってはちょっと古臭いのが実名小説の難しいところ。
本格ミステリとみせかけて全然本格として成立していませんが、そこを除けばミステリー好きにとって実に楽しい作品です。
作中作のバカミステリー、芸者シリーズも最高!

No.2 5点 匣の中の失楽- 竹本健治 2010/01/20 17:30
現実と虚構が混沌となっていく趣向は面白いのだが、登場人物が作り物めいて感情移入がしずらかった。
舞台もオタクが考えた人工的な閉ざされた感じで息苦しい。
文章もペダントリーが先にたって無味乾燥で読みにくかった。
同じ趣向の作品なら作者の熟練度が上がってから書かれた『トランプ殺人事件』や作者自身やその作家仲間が登場する『ウロボロスの偽書』がオススメ。

No.1 8点 トランプ殺人事件- 竹本健治 2010/01/20 17:22
日常が幻想空間になるような独特の雰囲気。
趣向としては氏のデビュー作である『匣の中の失楽』の縮小再生産なのだけど、作者の作家的成長からくる読みやすさという点で断然こっちの方が面白く感じた。

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文生さん
ひとこと
本格脳なので本格度が高いほど評価も高くなります。ただし、本格好きと言ってもフェアプレーなどはどうでもよい派なのでロジックだけの作品は評価が低めです。トリックやプロットを重視した採点となっています。
好きな作家
ジョン・ディクスン・カー、土屋隆夫、竹本健治、山田正紀
採点傾向
平均点: 5.85点   採点数: 456件
採点の多い作家(TOP10)
ジョン・ディクスン・カー(18)
アガサ・クリスティー(17)
横溝正史(12)
エラリイ・クイーン(11)
西尾維新(11)
カーター・ディクスン(11)
森村誠一(10)
東野圭吾(10)
米澤穂信(10)
竹本健治(9)