皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
あるびれおさん |
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平均点: 6.39点 | 書評数: 124件 |
No.4 | 7点 | 六番目の小夜子- 恩田陸 | 2009/09/25 10:31 |
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ファンタジー、ミステリー、学園モノといった、恩田陸の得意分野をすべて集めたような作品で、確かに面白かった。
今の高校生って、よく知らないけれど、この本に書かれているほど落ち着いてもいなければ、深く物事を考えたりもしないのではないだろうか。篠田真由美の作品に出てくる高校生もそうなのだけれど、1980年代頃の高校生といった趣きが強い。 |
No.3 | 9点 | 夜のピクニック- 恩田陸 | 2009/09/25 10:26 |
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やはり高校時代に、50km程度の強歩大会というものがあった。ただ単に長い道のりを歩く、というだけなのに、高校時代のこういった行事って、なんであんなに特別なものなんだろう。その空気がとってもよく伝わってきて、ずっと楽しい読書だった。 |
No.2 | 5点 | ユージニア- 恩田陸 | 2009/09/25 10:23 |
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ミステリを読むときに一番期待するのは、最後のカタストロフィーというか、世界がまるごとひっくり返る感覚なのだが、恩田作品の場合、トリッキーなものであっても、その驚きはゆるゆるとやってくる。
この作品に関しても、どっちが事実でどっちが手記なんだろう、というところとか、もうちょっとキレのあるものにできたようにも思う(ただ、そうしてしまうと恩田らしさがなくなってしまうような気もする)。 |
No.1 | 8点 | 木曜組曲- 恩田陸 | 2009/06/23 06:17 |
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推理をこねくり回した挙句、最後にどんでん返しを複数持ってくる、というミステリの王道に沿っていて、恩田ミステリにしては珍しく、「割り切れる」結末であることも気に入った。「蛇行する川のほとり」や「象と耳鳴り」も好きな作品ではあるが、こちらの方がさらに好みかな。 |