皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
星屑の仔さん |
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平均点: 6.33点 | 書評数: 46件 |
No.9 | 6点 | ダリの繭- 有栖川有栖 | 2010/08/25 01:05 |
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何か特別なトリックや
何か特別な心理描写が、あるわけではない。 でも火村さんの犯罪観を垣間見れる作品。 なんだろ、次作以降の布石なのかな? |
No.8 | 6点 | ブラジル蝶の謎- 有栖川有栖 | 2010/08/25 01:03 |
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短編小説集。
まぁただ、後日どんな話があったかと言うと、あまり思い出せない。 アッサリテイスト。 |
No.7 | 5点 | マレー鉄道の謎- 有栖川有栖 | 2010/08/25 01:01 |
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うん。
面白かったけど・・・ でも良くわかんなかった。 何か読む前に期待度が上がってしまった分もあるのか・・・ |
No.6 | 3点 | モロッコ水晶の謎- 有栖川有栖 | 2010/08/25 01:00 |
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現代ミステリにおいて、「あれ」を使ってはダメでしょう。
ま、他はそれなりに面白かったんだけどね・・・。 |
No.5 | 7点 | マジックミラー- 有栖川有栖 | 2010/02/27 22:07 |
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時刻表トリック自体は好きではないけど、この作品にはミステリの要素が盛りだくさんである。
ミステリ初心者が最初に読むよりは、ある程度ミステリなれした人が読むと、その内容感に満足できると思う。 |
No.4 | 7点 | 双頭の悪魔- 有栖川有栖 | 2009/11/23 20:48 |
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学生アリスの三作品目。
突然大学を休学したマリアを追って、アリス一行は陸の孤島とも言われる山奥の村にやってきた。 突然の大雨により、「マリアのいる村」と「その隣村」と2チームに分断されてしまう。 しかも悪いことに、その両者で殺人事件が起こってしまう。 結論を言うと、「マリアのいる村」に存在するとある人物が両者の殺人事件を引き起こしていたのだ! ・・・という結論らしいのだが、正直最初から「この2つの事件は裏でつながっているものだ」と思い込んでいたので、そこまでの驚きはなかった。 しかし一作目二作目同様、その繊細なロジックは健在で、しかも無駄がない。 また切羽詰まった状況をこれまた巧みに表現していて、小説の分量ほど冗長に感じなかったのはすごい。 |
No.3 | 6点 | 孤島パズル- 有栖川有栖 | 2009/11/23 20:40 |
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学生アリスの第二作品目。
今作品はヒロインとしてマリアが登場します。 今回も前回同様、絶海の孤島を舞台としたクローズド・サークルものです。 全作品の「月光ゲーム」と良い、有栖川さんは本当にロジックに重点を置く作家さんなのだなぁと思いました。 緻密なまでに事件の解決に繋がる全ての要素を、一つ一つ論理的に消していきながら結論を導く様子は、決して「ご都合主義」とはかけ離れている作品でしょう。 また宝探しもこれまた面白い。 島に点在するモアイの位置と向きを参考に、一次元を二次元に、二次元を三次元に、そして三次元を四次元に変換していくという解読方法は面白かった。 難を上げるとすると、意外性が乏しいかなと。 確かに事件は論理的に解決されるけど、その分ラストの驚愕は足りなかったかな。 あと人物のキャラクタをもう少し引き立ててくれたら・・・。 でもそうしたら、ライトノベルみたいになるのかな。 ある意味、ギリギリなバランスの上の作品なのかもしれません。 |
No.2 | 5点 | 月光ゲーム- 有栖川有栖 | 2009/11/23 20:31 |
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有栖川有栖さんの処女作となった作品。
エラリー・クイーンを崇拝しているらしく、論理性やロジックを重視している作風は顕在している。 事件のどこが問題なのか、それを解決する案はどんなものがあるか、それは矛盾していないか、ほかの可能性は考えられないのか・・・・・・、 と言う具合に論理的な「推理」を楽しめる作品。 キャンプ場に集まったいくつものグループ みんな仲良く過ごしていたのに、火山が活動を開始し麓に助けを呼ぶことができなくなった。 そんな閉鎖空間で殺人事件が起こる。 とまあ、ミステリでは有り触れた内容ながらも黴臭さは微塵も感じられない気がした。 ただ問題点を挙げるとすれば、論理的に推理を展開するのはいいがどうも冗長になってしまった点、 また登場人物が多すぎて、一人一人が引き立たなかった点があげられる。 |
No.1 | 9点 | 女王国の城- 有栖川有栖 | 2009/04/07 07:10 |
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ついに出ました。
有栖川有栖さんの『江神二郎』シリーズの新刊。 10年以上の月日を開けて、ついに学生アリスが活躍します。 舞台はとある農村地「神倉」に本部を構える、新興宗教団『人類協会』その内部。 本作品の主人公とも言える江神さんが、その人類協会の内部に入ったまま出てこないことを危惧した英都大推理小説研究会のメンバーはその後を追って神倉村へ。 そこで殺人事件に巻き込まれ、アリス達は人類教会の内部に閉じ込められてしまう。 犯人はだれなのか。 無事外へ出れるのか。 そして過去の事件の真相は。 もう、1つの作品の中に読者を惹きつける要素を、これでもかと押し込めた作品です。 純粋な読者との知恵比べあり、 人類協会との息詰まる攻防サスペンスあり、 漫才コンビの爆裂的なからみあり、 アリスとマリアの今後の関係も然り、 いや~~ 10年間待ったかいがありました。 治作は何十年後になるのか、こうご期待。 |